20歳前後の女性にアタックする際は、干支一回り分のサバを読んで38歳と自称している筆者。しかし、今回は正直に年齢を伝えた格好だ。
ずっと年上だということを伝え、彼女の羞恥心を少しでも軽減したかったからである。
すると、数分もしないうちにレイちゃんから返信が届いた。そこからメール交換を数回し、あっさりと約束が成立したのだった。
待ち合わせ場所は池袋の北口階段を出たところ。レイちゃんは北口付近に土地勘がないとのことだったので、詳細に待ち合わせ場所をメールで伝えておいた。
待つこと5分。ほぼ時間通りに彼女が現れた。
おっ! なかなかの美形じゃん!
レイちゃんの顔は、女優の深津絵里をキツくしたような感じ。自分の意志を強くもっていそうなタイプで、性格もキツそうに見えた。
体型はかなりのスレンダーで、パッと見た感じ不健康そうに見えてしまうレベルだ。
ま、余裕でアリだな。
非モテの分際でなぜか上から目線で納得する筆者。まぁ、この上から目線というのは最初の数秒だけで、女性の前では決して表に出さないので問題ないはずだ。
ゆっくりと彼女に近づいていき、声をかける。
「こんばんは、レイちゃんかな?」
「あ、はい。そうです」
「約束させてもらっていたショーイチだよ。今日はよろしくね」
「は、はい。こちらこそ、よ、よろしくお願いします」
ガチガチに緊張している様子のレイちゃん。無理もないだろう。なにしろ、彼女にとって初対面の男性とそのままエッチするのは初めてのことだろうから。
まずはその緊張をほぐす作業から始めることにした。