「本当にいつでも大丈夫だからね」
「え?」
「また誘ってくれたら、大喜びで飛んでくるからね」
「は、はい。分かりました」
「それと、今夜でも明日でも構わないから、今日のデートの感想をメールで教えてくれるかな?」
「はい」
こうして筆者にとって夢のようなデートが終わってしまった。
わずかに口内に残るE子ちゃんのマンコの味を楽しみながら、幸せな気分で帰途についたのだ。
それから、9日が経過してしまった。
グスン…
この原稿を書いている時点で、まだE子ちゃんからの感想メールは届いていない。フラれてしまったということだろう。
失恋のスペシャリストである筆者であっても、この悲しみは簡単に癒えそうにない。
再会の可能性がほとんどなくなったが、E子ちゃんには感謝の思いしかない。
彼女は筆者51年の人生の中で、ダントツ1番といってもいいくらいに可愛いコだったからだ。
間違いなく、筆者が死ぬ間際にE子ちゃんの事を思い出すはず。満足気な表情で逝けることだろうなぁ。
(文=所沢ショーイチ)