出会える系サイト遊びで、筆者は年間に100人近くの女性に会っている。何が何でも再会したいと思う女性もいれば、一刻も早く記憶から消し去りたい女性もいる。
中には定期的に会うようになり、セックスフレンドの関係になったケースもある。しかし、筆者としては全然物足りない。もっともっとたくさんの女性と会って、濃厚なエッチを味わいたいのだ。
やはり、これは病気なのかもしれない。セックスしていない時間というのが怖くて怖くてたまらないのである。
ということで、今日も今日とてセックスの相手を求め、複数の出会える系サイトチェックに余念がない筆者なのだった。
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お久しぶりです。ショーイチさん。
今年の2月に新宿でお会いしたレイコです。
覚えていらっしゃいますか?
急なお願いなんですけど、明日か明後日にお会いできませんか?
もし難しいようでしたら、来週でも構いません。
お時間を作っていただけたら、とても嬉しいです。
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いつものようにあちこちのサイトで女性の書き込みをチェックしていた時、筆者の携帯アドレス宛てにこんなメールが届いた。
レイコと名乗るこの女性。こちらはまったくと言っていいほど覚えがなかった。年齢も書かれていないし、もちろん写メも添付されていなかった。
変わった名前だったり、変態チックなセックスをしたなら話は別だが、普通の容姿の女性と普通の行為を行っただけなら記憶が薄れてしまっても仕方ないだろう。
少しでも手がかりを見つけようと、メールの受信フォルダを漁り、今年の2月付近のものをチェックしてみる。しかし、レイコという女性からのメールは1通も受信していなかった。
ということは、デートの終わり際にアドレスを交換したものの、彼女が筆者にメールを送ったのはこれが初めてということだろう。
容姿も年齢も不明の相手だが、せっかく向こうから飛び込んできたのだから、断るという選択肢はない。“去る者は追わず来る者は拒まず”が信条なので、一抹の不安を覚えながら彼女に返信することにした。
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こんにちは、レイコさん。
メールもらえて嬉しいです。ありがとう!!
明日も明後日も、夕方以降ならいつでも時間を作れますよ。
前回同様、新宿で待ち合わせしましょう!!
楽しみにしていますね。
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下手に覚えていると嘘をつけば、きっとボロが出てしまうだろう。だから、あっさり目のメールにした。
すると、5分もしないうちに返信が届いた。そこからすんなり話がまとまり、翌日の夕方に新宿アルタ前で待ち合わせすることになった。