「うわぁ、室内も素敵ですね」
入室した途端、アヤメちゃんが笑顔でそう話しかけてきた。
「うん。落ち着く感じで、お香の匂いも素敵だね」
「あ、そうですね。リラックスできそうな匂いですね」
興味深げに室内を見まわすアヤメちゃん。その表情は、とても楽しそうだった。無理してここを選んで良かった。
上機嫌なアヤメちゃんに、少しだけ博打を打ってみることにした。
「ここってお風呂も広いんだよ。良かったら、一緒に入ってみる?」
「そ、それは恥ずかしいです」
「そ、そうだよね。今日初めて会ったばかりだもんね」
見事に撃沈。まっ、これが普通の反応だろう。
「ねぇ、アヤメちゃん」
「はい?」
「今日はどんなエッチをお望みかな?」
「え?」
「俺って、とにかく女性に喜んでもらうのが大好きなんだ。だから、今日はアヤメちゃんの好きなエッチにしたいんだ」
「そ、そうなんですか」
「無理に答えなくてもいいけど、何か希望があったら教えてほしいな」
「そ、そうですね。や、優しくしてもらえれば嬉しいです」
「了解。他にはないかな?」
「ほ、他にですか? うーん…」
「あ、なければそれでいいよ。じゃあ、今日は思いっきり優しくご奉仕させてもらうね」
「ご、ご奉仕ですか?」
「うん。女神様にご奉仕する気分でね」
「フフフ、ショーイチさんって変わってますね」
「変わってないよ。アヤメちゃんみたいに綺麗で可愛いコを女神様扱いするのは当然だよ」
「フフ、そんなこと言われたの初めてです♪」
待合室での気まずい雰囲気に一時はどうなることかと思ったが、なんとか今日も楽しいエッチになりそうだと一安心。
その後、別々にシャワーを浴び、ついにベッドイン。