そんなことを考えながら、“ババンババンバンバン♪”のリズムで腰を振る筆者。あまりの気持ち良さに上半身を起こしていられなくなり、全身を密着させながらピストンを継続。
そして最後は、まおチャンとディープキスしながら、大量のザーメンをヒリ出したのであった。
ふぅ。
発射後も1分近く腰を振り続け、余韻を楽しむ筆者。これは、相手が可愛いコだからこそ可能な後戯だ。相手の容姿のおかげで賢者タイムは訪れず、発射後もチンコは萎えることなく固いまま。それゆえ、この後戯ピストンでイッてしまう女性も少なからず存在するのだ。
しかし、愛撫でイキまくったせいかは不明だが、挿入では昇天してくれなかったまおチャン。それが残念で仕方がない。
「ゴメンね。挿入でイカせてあげられなくてさ」
「そんなことないです。こんなに気持ちいいセックスは初めてでしたから」
「それなら良かったよ。でもね、これでも手加減してたんだよ」
「え? どういうことですか?」
「ほら、クンニしている時、指は挿入しなかったでしょ」
「そ、そうでしたっけ?」
「うん。一度にいろんなところを攻め過ぎると集中できなくなるケースもあるから、あえて指は入れなかったんだ」
「へぇ、そうなんですか」
「でも、コレで慣れただろうから、次のデートの時は指も入れてあげるね」
「ホントですか? すっごく嬉しいです!」
「本当に喜んでる? また俺と会ってくれるの?」
「もっちろんですよ。いまいろいろあって彼氏とか作る気はないので、お相手してくれたら嬉しいです」
「それはありがとう。またいつでも気軽に呼び出してね」
そんなピロートークを終え、まったりしながら帰り支度を始める。
その後、駅の改札まで彼女を見送り、デートは終了となった。
まおチャンとは、メールアドレスだけではなく電話番号の交換まですることができた。このふたつを交換できた場合、二度目のデートが実現する可能性がグンと高くなるものなのだ。
それゆえ、二度目のデートに備えて脳内シミュレーションに余念がない筆者。次は挿入でもイカせられるよう性技をもっと磨いておかなければ。でも、致命的な早漏が治らないかぎり、挿入でイカすことは難しそうだ。次のデートの際は、ベッドインの直前に浴室で2回くらいオナニーしてから挑戦してみようかなぁ。
(文=所沢ショーイチ)