ハッ!
入れる寸前に思い出した。ベッドインの前に彼女が“この間とは違う体位でシてほしいです”と話していたことを。
「じゃ、俺がここに座るから、シオリちゃんは俺の方を向いて座ってごらん」
「えッ、あっ、はい」
どうやらこちらの意図を察してくれたようだ。
起き上がったシオリちゃんがこちらの指示通りに動く。
「そう、そのままゆっくり腰を落としてみて」
「こ、こうですか?」
愚息の角度を調整し、膣口にあてがう。
「今、入口に当たってるの分かるかな?」
「は、はい。固いのが当たってます」
「俺はこのままジっとしてるから、少しずつ入れてみてごらん」
「は、はい」
座位の体勢でゆっくりチンコを飲み込んでいくシオリちゃん。
ズプニュルルルル!!
チンコを半分ほど飲み込んだところで、突然腰をドスンと落としてきた。
一気に根元まで挿入してしまった格好だ。
「あれ? もう全部入っちゃったよ」
「だ、だって…」
「我慢できなかった?」
「は、はい」
「じゃあ、最初はシオリちゃんの好きなように動いてみて」
「い、いいんですか?」
「うん。でもあまり激しいのは駄目だよ。できるだけゆっくりでお願いね」
両手を使ってシオリちゃんの腰と背中を抱える。彼女が上下運動だけに専念できるようサポートするためだ。
ズプ、にゅっぷ、ズシュ、ニュルルン!
あまり慣れていないのだろう。恐る恐るといった感じで腰を上下に動かすシオリちゃん。
この体位だとキンタマが圧迫された状態となるので、すぐに射精してしまうことはない。
こちらの好きなように動けないので気持ち良さが減ってしまうものの、長く楽しみたい時には最適の体位なのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
10分ほど彼女の好きなようにさせていたのだが、アヘ声ではなく息苦しさからくる呼吸音が聞こえてきた。
どうやらこの体位はお気に召さなかったようだ。
「ね、このままゆっくり後ろに倒れてみて」
「え?」
「俺が支えてるから大丈夫。チンチン入れたまま正常位にチェンジしようよ」
「あ、はい」
挿入したまま座位から正常位に移行。
「じゃあ、今度は俺が動くね」
そう声をかけてからゆっくりとピストン運動をスタート。
「あ、そ、そう、そこです!」
アレコレと角度を変えながら腰を振っていると、シオリちゃんが告げてきた。