そんなにハイペースで飲んで大丈夫なのか? やっぱり、筆者みたいなイケてないオッサンとは飲まなきゃやってられないってことなのか?
しかし、今更あれこれ心配しても無駄だろう。「ちょっと待っててね」と声をかけ、洗面台の前で歯磨きを開始する。
「ね、ショーイチさん。私も歯磨きしたほうがいいですか?」
そう質問してきたマホちゃん。答えはイエスに決まってる。だが、それを強要するような真似はできない。
「どっちでも大丈夫だよ」
「私、お酒臭いですよ」
「うん。お酒の匂いのするキスも好きだよ」
「じゃあ、ベッドで待ってますね」
やはり「磨いてよ」とお願いするべきだったか? ま、こうなったら覚悟を決めるしかない。
歯磨きと手洗いを終えて、マホちゃんが待つベッドに潜り込む。
「それじゃあ、リラックスして楽しんでね」
「はい」
「そのまま寝ちゃってもいいからね」
「え?」
「あ、終電には間に合うように起こすから安心して」
「そ、そうじゃなくて、本当に寝ちゃってもいんですか?」
「うん。それだけ気持ち良くなったってことでしょ?」
「そ、それでいいんですか?」
「うーん、もし本当にマホちゃんが寝ちゃっても、そのままセックスはしちゃうかも?」
「フフフ、そんなのしたことないです」
「俺もだよ。でも、ちゃんとコンドームで避妊するから安心してね」
「はぁい」
軽めのキスから始め、徐々に舌を使い始める。
ぷわぁぁぁぁぁぁン!
マホちゃんの口が開くと、そこから強烈な酒の匂いが漂ってきた。
舌を絡め合うと、アルコールを含んだ彼女の唾液が感じられたくらいだ。
すぐにキスを止め、オッパイの愛撫を始めることにした。