その後もあれこれと世間話をしていると、最初のビールが空になっていた。
それを察した筆者は立ち上がって冷蔵庫に入れておいた2本目を取り出す。
「わ、本当に気が利くんですね」
「え? こんなの普通だよ。その缶ビールをテーブルに置いた時の音で、どれくらい残ってるのか分かるからさ」
「す、凄いですね。なんだか執事みたいです」
「執事というよりも、召使いみたいなもんだよ。実は、俺にとってはもう前戯が始まってるようなもんだからね」
「フフフ、どうしよう? すっごく楽しみになってきました」
「焦らないでいいよ。ゆっくりご奉仕させてね」
「はい」
気が付くと、マホちゃんは2本目のビールを飲み干そうとしていた。これ以上飲ませても大丈夫なのか? 彼女のハイペースな飲みっぷりに不安を感じてしまった。
「そろそろシャワー浴びてきたら?」
「そうですね。それじゃあ、お先にいただきますね」
ほっ。
まだ飲みたいなどと言われず一安心。口調もしっかりしているし、フラついてもいなかったマホちゃん。筆者よりずっとお酒に強いのかもしれない。
窓際に移動した筆者は少しだけ窓を開けてからタバコに火を点ける。
さて、今日はホロ酔いOLを相手にどうやって攻めようか? そんなことを考えながらタバコを吸っていると、突然浴室のドアが開いた。
「はぁぁ、さっぱりしましたぁ」
どうやらシャワーを浴び終わったようだ。こちらのタバコは火を点けて間もなかったので、まだ半分以上残っていた。
ずいぶんとあっさり出てきたなぁ。
ここでまた不安になってしまった。
ちゃんとマンコ洗ってきたのかな…
だが、おまんこさせてくれる女性に異を唱えることなんてできやしない。
「じゃ、じゃあ、俺もシャワー浴びてくるね」
入れ替わりで浴室に入り、脇の下、股間、足の指などを念入りに洗う。
しっかりと洗い終わってから部屋に戻ると、マホちゃんはソファに座って3本目のビールを飲んでいた。