「俺みたいなのと腕を組んで歩いて大丈夫なの?」
「えっ?」
「ほら、友達とか仕事関係の人に見られる可能性もあるでしょ?」
「そんなの大丈夫ですよぉ。別に悪いことをしてるわけじゃないですし」
「ま、まぁ、そうだね。独身の男女がデートしてるだけで、誰にも迷惑をかけてないもんね」
「フフフ。そうですよぉ」
「でも、マナちゃんくらい可愛いコだと、彼氏とかもいるんじゃない?」
「いないですよぉ。もしいたら、こういう遊びはしません!」
「そっかぁ。ゴメンね」
「ショーイチさんこそ、彼女さんとかいないんですか?」
「もう10年くらいいないかな?」
「えぇ、そうなんですか? 優しそうだからモテそうですけど」
つまらない見栄を張ってしまった。本当は彼女いない歴50年なのだが、正直にゲロってもドン引きされるだけだろう。
ちなみに、筆者はしょっちゅう「優しそうだからモテそう」と言われるが、これは褒め言葉でもなんでもない。
他に褒めるべき点がなく、会う女性の多くが“優しそう”というキーワードを使っているに過ぎない。生まれてこのかたずっと非モテな筆者は、この程度の褒め言葉で調子に乗ったりしないのだ。
そうこうしているうちに、ラブホ街に到着。いつもよりグレードの高いホテルにチェックインし、部屋でふたりっきりになる。
「マナちゃんって、どんなエッチが好きなの?」
「うーん。普通だと思います。優しくてラブラブな感じが一番です」
「俺も! やっぱり普通にラブラブするのがいいよね」
「はい」
「ほかに何か好きなこととか、されたいことってある?」
「ゆっくりとアソコをペロペロされたいです♪」
なんの躊躇もなく「マンコを舐められるのが好き」だと言ってくるマナちゃん。侘びも寂びもあったものじゃないが、こういう正直な性格も嫌いじゃない筆者。
「おっ、それは良かった! 俺は可愛いコのアソコを舐めるのがめちゃくちゃ好きなんだ!」
「へぇ~、可愛いコ限定なんですね」
「うん! だから、マナちゃんのアソコなら6時間くらい舐めていられると思うよ」
「えっ!? そんなにですか? アソコがおかしくなっちゃいそう」
「ちょっと大げさだったね。でも、痛くならないよう、愛情を込めてペロペロさせてもらうね」
「フフフ。楽しみです♪」
まずマナちゃんがシャワーを浴び、入れ替わりで筆者が浴室に入った。