「痛いことや汚いことはしないから安心してね」
「は、はい」
「それと、何かしてほしいことがあったら、遠慮しないで教えてね」
「わ、分かりました」
さっきまでのフレンドリーな会話が嘘のように、緊張し始めるマユちゃん。
まぁ、無理もないか。なにしろ彼女にとっては筆者がふたり目の相手で、エッチも1年ぶり以上なのだから。
キスしようと顔を近づけると、マユちゃんは固く目を閉じた。
それだけではなく、肩にも力は入り、ガチガチに固まってしまった。
こうなったら、時間をかけて緊張をほぐしていくしかない。
いきなりのディープキスを諦め、チュッチュチュッチュと軽いキスを繰り返すことにした。
しばらくそんなキスを続けていると、不審に思ったのかマユちゃんが目を開けた。
「せっかくだから、ゆっくりご奉仕させてね」
「は、はい」
「肩の力を抜いて、深呼吸してごらん」
「こ、こうですか?」
「うん。絶対に気持ちいいことしかしないから、安心して気持ち良くなってほしいんだ」
「フフフ。本当に優しいんですね」
「違うよ。優しいんじゃなくて、やらしいんだよ。スケベだからこそ、女の子が気持ち良くなってくれないと物足りないんだ」
「わ、分かりました」
ようやく笑顔を見せてくれるマユちゃん。急がば回れ作戦が成功したようだ。
ここでディープキスを仕掛けてみると、マユちゃんは何の抵抗もなく受け入れてくれた。
はぁぁぁぁぁ、18歳の小娘の唾液の味だぁぁぁぁぁ…。
その味と香りに思わずうっとり。脳内にお花畑の画像が浮かぶ。
嗚呼、なんて平和で穏やかな時間なんだ。
みるみる心が浄化され、日ごろのストレスや疲れが霧散していくようだった。