週刊誌グラビアレビュー 第28回

「天然主義」が蔓延るせい? 整形美女を称えられない心理とは

※画像:左「週刊プレイボーイ 11月19日号」(集英社)、右「週刊ヤングマガジン 11月19日号」(講談社)

裸でなくても、股間にズームアップしていなくても、爽やかな美女の笑顔があればそれだけでゴハンを三杯食べられる!! 美女グラビアを愛してやまないグラビアウォッチャーが週刊誌に掲載される数々の「美味すぎるオカズ」をレビューいたします。

1位:星名美津紀「週刊プレイボーイ」(集英社)
2位:板野友美「ヤングマガジン」(講談社)
3位:HENA「週刊現代」(講談社)


 表紙でも中吊りでも煽っているのに、実際に見ると「誰やねん」って女がちょこっと脱いでいるだけ……そんな「ちょっと(Chotto)がっかり(Gakkari)ヘアヌード(Hairnude)」、略してCGHが今週はありました。「週刊現代」が「スクープカラー/独占撮り下ろしヘアヌード ファッションモデルが裸になるとき」と煽ったのは、韓国出身のファッションモデル・HENAさんでした。で、誰? こう言っては失礼かもしれませんが、そもそも男性、特に「現代」読者世代のオジサマたちにとっては、ファッションモデルなんて皆同じ、矢野未希子だろうが田中美保だろうが今宿麻美だろうがHENAだろうが、誰でも脱いでりゃ同じなんでしょう。

 実際、HENAさんは顔もボディーもパーフェクトで、少女時代のセンターですと紹介されても納得しちゃうような美貌のヒト。身長は173cmあり、東京ガールズコレクションでランウェイを闊歩したこともある本物のモデルです。ではそんな彼女がなぜ唐突にオヤジ誌で脱いでいるのか? 小ぶりながら形の整った美乳とほんのりピンクの尖った乳首、濃くも薄くもない陰毛がうっすら茂ったゆるやかな土手は、本当に美しく、女の子が憧れるヌードとしても成立すると思うのです。女と見ればズリネタにしちゃう性的好奇心旺盛な若い世代よりも、「イイ女だな~」と鑑賞して楽しめる成熟したオジサマ向けには、まあコレもコレでアリなんでしょうね。

 続いてはオジサン世代にも「カワイイ」とウケているらしく、若い婦女子からは言わずもがな大人気のAKB48板野友美ちゃん。「ヤンマガ」表紙で真っ赤なリップにベロ出しのちょいエロ顔を披露、インパクトを放っています。ともちんは叶恭子姐さんのようなふっくら唇を形づくるために、ヒアルロン酸なのか何酸なのか、口元に何らかの美容成分を注入していると思われますが、上唇の下側が膨らみ過ぎて変なカタチに……。同誌連載中の『彼岸島』(※吸血鬼のお話)を連想させて何だか怖いです……。かなり大きな目と高い鼻(ただし鼻先は丸みを帯びています)、ふっくらリップにシュッとしたフェイスライン。まだ中学生だったデビュー当時とはだいぶ異なる顔立ちに変貌を遂げたともちんは、今や体型以外は絶世の美女ですね。ただ、あまりにも美しく成長しすぎたために、整形疑惑が止まないのはもう本人の耳にも届いていることでしょう。それでも彼女は堂々としているし、「ヤンマガ」編集部もどういう意図なのか「素顔のままに」なんてキャッチをつけたりしています。

 前出の韓国人モデルさんも、典型的な「お直しフェイス」だなと感じましたが、彼女にしろ、ともちんにしろ、表に顔を出して仕事をするのだから、キレイであることは最低条件。AKB48グループには、いわゆる美人でないコも大勢在籍していますが、その中で「妙に美人!!」という個性を打ち出すことで突出したともちんは間違いなく勝ち組でしょう。それでも「整形のくせに」という批判の声はあちこちで上がるわけです。美容整形の何が批判要素なのかというと、おそらく「天然モノ」と「養殖モノ」の違いなのでしょうね。漁業にたとえると、養殖ブリなのに「●●近海でとれた天然です!」と偽って商品価値を高め、原価よりも大幅に水増しした高値で売りさばいているのと同じことだと。養殖なら養殖だとカミングアウトして、それなりの商品価値で売ってほしい、という理屈なのかもしれません。ただ、養殖でも美味しければ高値で買う人もいるのでは? もちろん、単純に「親からもらった体にメスを入れるなんて!!」という意図で憤りを感じる人もいるでしょうし、感情的に「元はブスのくせに!」と叩いているだけの人もいるでしょうが……。いずれにしろ、美容整形を過剰に繰り返すと、肌が傷つき、再生不可能になって悲惨な老後を迎えることになりかねません。20年、30年と長いスパンでともちんの芸能界での活躍を見届けたいです。

 最後に、グラビアファンの多くが「天然モノ!!」と絶賛している期待のルーキー・星名美津紀ちゃんのお話をしましょう。弱冠16歳の高校一年生ながら、バストは92cmのHカップ!! 中学時代から同級生の間ではひときわ目立っていたことでしょう。おまけに顔は化粧っ気のないすっぴん風メイクで、自然な奥二重に眉毛も髪の毛も真っ黒ストレート! 見事に男好きのする外見です。「週プレ」の6Pグラビアでもっとも妄想をかきたてられるのは、なんといっても扉の下乳。教室で、制服らしき白シャツのボタンを下からはずし、大きくはだけたお腹と胸元……なぜかノーブラの下乳がこんもり見えてます。いいんですか? 高校一年生がこんなエロいズリネタを提供していいんですか? 一部では「ポスト篠崎愛」との呼び声も高い彼女ですが、そう呼ぶには、胸はともかくとして腰や肩の肉付きが足りないように見受けられるので、もっとファットになってもいいですね。ちょうどこれから思春期を終えて女性がもっとも太りやすい時期に突入するハズですから、脂肪を蓄える準備は整った! ファットな星名さんに期待を寄せたいと思います。ちなみに星名さん、スチールでは唇をキュッと結んで口角を挙げた笑顔が多いので気づきませんでしたが、意外にも歯並びが特徴的。横顔で口を開けているスク水のショットは別人のようで、篠崎愛というよりは本仮屋ユイカのような雰囲気。たった一枚ながら、とても印象的でした。
(文=まい竹城)

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