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2017年は「王道」の時代になるかもしれない~2016年アイドルポップスベスト10~


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 2016年の年末は、アイドルの卒業発表に驚かされることが多かった。

 特にlyrical schoolからami、ayaka、meiが卒業するという知らせには衝撃を受けた。lyrical schoolがtengal6という名義だった時代からのオリジナル・メンバーがいなくなってしまうのだ。

 BELLRING少女ハートからは、朝倉みずほ、柳沢あやの、甘楽の卒業が発表された(同じ運営のもとで柳沢あやのはソロに転向し、甘楽は新グループのリーダーになる予定)。彼女たちの現行体制による最後の大箱ライヴであった2016年12月22日の赤坂BLITZは約3時間にも及んだ。

 2016年を通して見ると、もっとも大きかったことは欅坂46のCDデビューだ。2016年8月5日~7日に開催された「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」で欅坂46のライヴを見たときの圧倒的な視覚的快楽は忘れ難い。あれだけの資本とクリエイティヴィティが投入されたら、対抗できるアイドルはなかなか現れないだろう。

 そして2016年は、だいたい2015年末に予想した通りになってしまった感もある。かつては「アイドル戦国時代」というバズワードに浮かれたかのように「なんでもあり」だとさまざまなグループが登場したものだが、その多くは淘汰されていった。アイドルの活動サイクルはどんどん短くなっていく。それはマーケットの縮小だろうか、文化的な後退だろうか?

 その代わり、前述の欅坂46のような、ある意味で王道的なアイドルがこれからのシーンに君臨していくのかもしれない。さて、彼女たちのファンが、他のアイドルにも興味を持つ日は来るのだろうか?

 そんな2016年において、特に響いたタフな音源を以下に紹介していきたい。


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■1位:寺嶋由芙「101回目のファーストキス」

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※画像:寺嶋由芙「わたしになる」インペリアルレコード


 この楽曲を作詞作曲した真部脩一が、2008年に作詞作曲したのは相対性理論の「LOVEずっきゅん」だった。それから8年後に彼が寺嶋由芙に書き下ろしたのは、1980年代のアイドル歌謡を彷彿とさせるミディアム・ナンバー。オマージュやパスティーシュといった枠を超えた普遍性を獲得している楽曲だ。

 「TOKYO IDOL FESTIVAL 2016」の最終日、夕暮れの野外ステージで1曲目に「101回目のファーストキス」が歌われた瞬間の鮮やかさも忘れ難い。この楽曲を繊細に歌いこなす寺嶋由芙にも大きな成長を感じたものだ。編曲は、寺嶋由芙を支えてきたrionosが担当しており、そのオーケストレーションの見事さも特筆したい。なにより、しっかりと2016年の音なのだ。

 寺嶋由芙の2016年のリリース作品はアルバム「わたしになる」のみ。しかし、新曲群は充実しており、特にみうらじゅん作詞(!)、rionos作編曲の「ゆるキャラ舞踏会」には衝撃を受けた。ディズニー・ソングのようで、もはや一周回ってロックが溢れるアイドル・シーンへのカウンターにすらなっている。また、アルバムのタイトル曲「わたしになる」は、歌人・作家の加藤千恵が作詞、フィロソフィーのダンスでも活躍する宮野弦士が作編曲。ただひたすらにエヴァーグリーンなボップスだ。

 「101回目のファーストキス」のMVはないので、「わたしになる」のMVを見てほしい。監督はスミネム(スミス+夢眠ねむ)。




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