名古屋キャンパブ! 出張族に優しい風俗街・名古屋

ThinkstockPhotos-495842268TP.jpg※イメージ画像:Thinkstockより

名古屋は出張族に優しい風俗街


 先日、急な用事で名古屋に行くことになった筆者。普段ならば、地方風俗を満喫するところだが、その用事の内容から“さすがに気が引ける”と思っていた。それ以前に、時間的な問題で風俗店へ足を運ぶ時間がなかった。名古屋に到着するのは朝10時で、夜遅くまで用事があり、翌日は朝9時の新幹線で東京に戻らなくてはならないのだ。

 当日、用事から解放されたのは夜の10時近くだった。翌日の行動を考慮し、名古屋駅近くのビジネスホテルに宿泊することにしていた。実際のところは、錦や栄といった繁華街の近くに宿泊すると「絶対に遊んでしまう」という自信があったからだ。

 部屋呑みしようとコンビニへ酒を買いにいこうとした時のこと、いかにも客引きといった感じのオッサンが近寄ってきて、「呑みはどう? 呑みはどう?」としつこく迫ってきた。

 筆者は風俗同様にキャバクラも好きだ。しかし、その日はそういったところへは行かないと決めていたのだ。申し訳ないと思いつつも無視することにした。

 それでも、「呑みはどう? キャンパブで…」と引き下がらない客引き。


ん? キャンパブってなんだ?


 東京では聞きなれないものだった。


「あっ、お兄さん、東京から? キャンパブはキャンパスパブってのが正式な名前で…」



 と、ここぞとばかりに説明を始める客引きのオッサン。その説明が終わらないうちに、気付けば筆者は「で、いくら?」と聞いていた。男の意思なんてそんなものである。

 案内された店内は暗く、大音量のBGMが流されていた。事前に、30分のコース料金である4,980円を支払う。

 その後、狭いボックスシートに通され待っていると、月に代わってオシオキしてくれそうなコスチュームを着た若い女のコがやってきた。

 「ウサギです!」と名乗ったそのコは、テーブルの上の飲み物を持って「乾杯!」とグラスを重ねてきた。しかし、これが形式上のものであるとスグに分かる。

 ウサギちゃんは「じゃあ、始めましょう」と、筆者のズボンとパンツをおろし、イチモツをおしぼりで拭き始めた。

 そして、何のためらいもなくパックン!とフェラを始めたのだ。そう、『キャンパスパブ』とは、東京でいうところのピンクサロンのことだったのだ。

 根元を手でしごくようにして、先端をピチャピチャ舐めるウサギちゃん。若いわりにはなかなかのテクニックだ。10分のしないうちに筆者の股間から熱い飛沫が散った。

 イチモツを拭いて、「ありがとうございました」と筆者に身支度をするように促し、お見送りとなった。


あれ、2回転目は?



 そう、都内のピンサロであれば、30分コースで2回転は当たり前なのだ。しかも、30分コースで3,000円前後が相場なので、4,980円で1回転のみということに納得がいかない。たとえ若い女のコが相手だとしても、高価格に思えてしまった。まぁ、それがキャンパブというものであれば仕方ないが…。

 なんだかモヤモヤしたまま外に出た。しかし、一度火がついてしまった股間は収まらない。まだ23時前だったので、スマホで風俗検索サイトでもチェックしようと思ったら、風俗情報誌の編集者からメールが入っていた。

 そこには「今、名古屋でしょ? だったら、『H』という人妻ヘルスがオススメ」と書かれていた。筆者のSNSの「名古屋なう」という書き込みを見てのメールであった。

 知り合いが推してきた『H』は、名古屋駅から徒歩5分もかからない場所にあり、宿泊先から目と鼻の先の距離だった。ちなみに店舗型、いわゆる箱ヘルである。

 料金は50分コースで15,000円と割高感はあったが、パネル写真を見るかぎり女のコのレベルはかなり高い。それ以前に、「あっ、名古屋だな」と思ったのは、料金表示の際に店員が「入場料が2,000円でございます」と言ってきたことだ。

 そう、名古屋の店舗型風俗店のほとんどが、入場料を取るのだ。都内でいうところの入会金と考えればいいだろうか。最近では、クーポンで入場料無料となる店もあるし、“入場”料なので毎回徴収する店もある。仮に店で写真を見てお気に入りの女のコがいなかった場合、帰る際に入場料だけはちゃっかり取る店もあるという。まさに、名古屋風俗最大の特徴といっていいだろう。

 さて、『H』でのプレイだが、三十代後半のプチマダムといった感じの冴子さんを相手に、値段相応の満足は得られた。フェラや全身リップの丁寧さは高級ソープ並みで、フィニッシュの素股も気持ちよく堪能し果てた。

 プレイ後の会話で、先ほどのキャンパブの話になった。そこで、東京ではピンサロと呼ぶのだと教えると、「名古屋にもありますよ、ピンサロ」とのこと。聞けば、名古屋のピンサロも東京のそれとは変わらない。ただ、熟女が多く、若い女のコが在籍しているピンサロと区別するために『キャンパスパブ』と呼ぶようだ。

 さらに、名古屋の一部店舗では、キャンパブ・ピンサロと同じサービス内容でありながら、『ピンクキャバレー』や『ハッスルキャバレー』を名乗るところもあるという。なるほど、やっぱり地元で働く女のコに直接聞いてみるものだと、思いながら店を出た。

 すでに閉店の時間が迫っていて、男性スタッフが看板を片付けながら「明日も“朝8時”から営業しておりま~す。またのお越しを~」と叫んでいた。

 この“朝8時から営業”という言葉に、筆者は「これならば、朝9時の新幹線に間に合うかもしれない」と思った。

 そうして翌朝、8時5分前に筆者は昨夜の店の前にいた。驚くことに、会社員風の3人の先客がいて、入り口前に並んでいた。月曜日であるにもかかわらずだ。

 今回は、時間の都合で40分コース(総額1万円)をチョイス。内容は、いたって普通のファッションヘルスだった。女のコは手際よく、それでいてしっかりとしたサービスだったので、朝からスッキリすることができた。キッチリと40分で店を出る際、店員に「いってらっしゃい!」と見送られたのは、照れくさくもなんだか嬉しかった。

 店を出て数分後、筆者は名古屋駅の新幹線のホームに立っていた。店が駅前にあるからこそ可能なスケジュールだった。駅前に数十店舗の店舗型風俗なんて、東京や新大阪では考えられないことだろう。しかも、調べてみると、朝の早い時間からオープンしているところも少なくなかった。これならば、朝早くからの移動前でも、一本ぬいてから…も可能だ。新幹線を利用する“風俗好きな”出張族にとって優しい街、それが名古屋ではないかと思う筆者だった。
(文=子門仁)

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