「じゃあ、俺は窓際で煙草を吸ってるからシャワー浴びてきて」
「え?」
「部屋が煙草臭くならないよう、煙は外に吐き出すから安心してね」
「だ、大丈夫ですよ。普通に吸ってもらって」
「本当に?」
「はい。気にしないので」
「それじゃあ、遠慮なく吸わせてもらうね」
このラブホテルは洋服をかけるところが扉付きの戸棚形式になっていた。彼女の上着はその戸棚の中に入っているので、煙草の匂いがつつくこともなさそうだ。
ペットボトルのお茶を飲みながら、悠々とした気分で煙草に火を点ける。
プハァァァァァァァっ! いつもより美味く感じるぜぇ!
まだエッチの前だというのに勝利の余韻に浸っているような気分だ。
クンニ処女の彼女を相手に、どうやって舐めてやろうかとシミュレーションを開始する。
クックック、案外クンニの虜になってセイナちゃんのほうから再会をねだってくるかも?
自分勝手な妄想をしながら煙草を吸い続ける。
あれ?
気が付くと3本目の煙草を吸い終わっていた。浴室からはシャワーの音が聞こえている。
ずいぶんと長いシャワータイムだ。
しかしこれもよくあることだ。出会える系サイト初心者のセイナちゃんなので、初対面の男とエッチするのも初めてとなる。
だから、いつもより念入りに体を洗っているのだろう。
しかも、たっぷりとマンコを舐めると宣言しておいたので、徹底的にマンコをゴシゴシしているのだと思われた。
4本目の煙草に火を点けようかどうかと迷っているタイミングで、セイナちゃんがシャワーから出てきた。
入れ替わりで筆者もシャワーを浴びる。そして、手洗いと歯磨きをして準備完了。
少しだけ室内の照明を暗くしてからベッドインする運びとなった。
「それじゃあ、肩の力を抜いて」
「は、はい」
「途中で痛くなったり嫌なことがあったら、すぐに教えてね」
「は、はい」
「無理に演技とかしなくてもいいよ。リラックスして楽しんでね」
「ほ、本当にそれでいいんですか?」
「それがいいんだよ。気持ちいいことするんだから、ふたりで楽しもうね」
「はい」
軽めのキスから仕掛けることにした。
ネプ、にゅのろん!
ふたりの唇が触れた瞬間、セイナちゃんがこちらの口内に舌をねじ込んできた!!
ウブなセイナちゃんがこうも積極的にくるとは想定外のことだった。これはここまでの愛撫が成功していた証だ。
こちらを憎からず思っているからこそ、唾液交換に何の抵抗も感じていないのだろう。
愛してるよ!
心の中でそう告げてから筆者も負けじと応戦する。
長時間かけたディープキスを終える頃には、筆者の愚息が涙をこぼしていた。
先端が先走り液まみれとなり、ローションを使用しなくても余裕で素股プレイができそうなほどだ。
お次はオッパイ愛撫。推定Dカップほどの乳房を揉みながら、優しく乳首を口に含む。
「はぁぁぁぁ」
ため息交じりのアヘ声を上げ始めるセイナちゃん。
あ! しまったぁぁぁぁぁぁ!!
ここで大きな失敗に気づいてしまった。
この時のセイナちゃんは当然眼鏡を外していた。もちろんその顔も綺麗で文句のつけようもなかったのだが、どうせならあの黒縁の眼鏡をかけてもらったままエッチしたかった!
だが、いまさら「眼鏡かけて」なんて言えない。こうなったらなんとしてでも2度目のデートを確約して、その時に眼鏡着用エッチを楽しむしかない。
気を取り直してオッパイ愛撫を続けてからクンニの体勢に移行する。
ヅーンっ!
セイナちゃんのマンコに顔を近づけた途端、強烈な“オイニー”が鼻孔を襲ってきた。
匂いなんてレベルじゃない。80年代にとんねるずの石橋貴明がよく使っていた“オイニー”というフレーズが突然頭に浮かんできたのだ。
あ、アレれ? あれだけ長時間シャワーを浴びていたのに?
恐る恐る鼻を近づけて確認してみることにした。