部屋でふたりきりとなり、自販機で購入してきたお茶で喉を潤すことに。
「大丈夫? やっぱり緊張しちゃうよね?」
「は、はい」
「もし嫌だったら、このままホテルを出てもいいんだよ」
「だ、大丈夫です!」
「ほら、そんなにリキまないで。もっと楽にしてよ」
「は、はい」
「じゃあ、もう一度俺の顔を見て?」
「え?」
「女性に暴力を振るうようなタイプじゃないって分かるかな?」
「は、はい」
「優しいとかじゃなくて、生まれつきなんだ。だから、ここでゴメンナサイされても絶対に怒らないよ」
「ほ、本当に平気です」
「うん、分かった。じゃあ、最後にもう一度だけ聞くよ。俺でいいの?」
「は、はい! ショーイチさんがいいです」
くーっ!! ショーイチ、幸せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ♪
その場で喜びのダンスを舞いたくなってしまった。30歳近く年下のコから、「ショーイチさんがいいです」と言われてしまい有頂天モードに突入。
脳内麻薬がドピュドピュ分泌され、視界に入るもの全てがバラ色に見えてしまった。
はぁぁぁぁ、生きてて良かったぁぁぁぁぁぁ!
貧乏で不細工で人望ゼロという壊滅的な人生を送っている筆者。普通の神経をしていたら、とっくの昔に自殺していたかもしれない。
だが、「ひとりでも多くの女性とセックスしたい」というスケベ根性のおかげで、毎日を過ごしている。
エリナちゃんのように可愛いコと出会う度に、生きる気力を与えてもらっているのだ。