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こんにちは、チナツさん。
都内の会社員、ショーイチ・42歳です。
さきほどチナツさんの書き込みを拝見しました。
チナツさんと同じで、私も最近レス状態が続いています。
優しいくらいしか取り柄のない私ですが、
是非チナツさんと楽しい時間を過ごしたいです。
私も既婚者なので、その辺はどうか安心してくださいね。
あっ!
もしお返事もらえたら、私の写メを送りますね。
それを見てもらってからで構わないので、
ご検討のほどよろしくお願いいます。
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こんなファーストメールを送る。相変わらず嘘まみれの内容だが、誰にも迷惑をかけることのない嘘なので罪悪感はない。
彼女のような人妻は、とにかく“後腐れ”を恐れているもの。こちらが既婚者だと偽るだけで、簡単に信頼を得ることができる。
そんな偽装メールのおかげか、10分もしないうちに返事がきた。
すぐに写メ付きのメールを送り、やり取り開始。約束はあっさり成立し、新宿で待ち合わせすることになった。
待ち合わせ場所は、新宿アルタ前。約束の10分前に到着すると、すでにチナツちゃんらしき女性が立っていた。
ゾゾゾっ。
遠くから彼女を確認した瞬間、背筋がブルッと震えた。決して不細工ではないが、なんとも強烈な顔立ちだったのだ。
まるで能面みたいな顔で、作り物みたいだった。歌手の由紀さおりの若い頃を彷彿させる感じ、とでも言えばいいだろうか。
世が世なら美人に分類されてもおかしくないが、いまの時代にウケる顔立ちではなかった。
こういう時に頭で考えてはいけない。
キンタマの命じるままに行動するのが男ってやつだ。
この時、筆者の玉袋には2日分のザーメンがパッツンパッツンに詰まっていた。だから、答えは決まっていた。
そもそも、50年間ずっと非モテ人生を送ってきた筆者には、相手の容姿をとやかく言う資格はない。マンコを舐めさせてもらえるだけで有難いと思うしかないのだ。