パカッ!
エッチが始まってからずっと閉じていた目を開き、彼女の顔を直視。強烈なチベットスナギツネ顔をハッキリと視認する。その瞬間、チンコの硬さが若干失われた。
くーっ! 彼女に聞いてみたい!! 「チベットスナギツネに似てるってよく言われたりしない?」って。
もちろん、100%相手を不愉快にさせるだけなので口にはしない。
このままではチンコが完全に萎んでしまうので、再び目を閉じて彼女のリードに身を任せる。
再び発射の前兆が襲ってくると、また目を開けて彼女の顔を直視。これを数回ほど繰り返していると、ついにその時がやってきた。
「も、もう、わ、私、イキそうです!」
「お、俺もだよ。俺も、イクよっ!」
そう声をかけてからラストスパート。
ガンガンガガガガン!!
高速でがむしゃらに腰を振る筆者。
その動きに合わせようと、カヨちゃんも懸命に足を動かしてくる。
嗚呼っ、無理やり射精させられるみたいぃぃぃ! し、絞り取られちゃうゥゥゥ!!
相手にテレパシー能力があったら、あまりの気持ち悪さに吐いていたかもしれない。だが、カヨちゃんに(限らず誰もだが)そんな能力がないことは待ち合わせ場所で確認済だ。
ふぅ。
こうして無事発射となったが、「もっと! もっと!」と言わんばかりに足を動かし続けるカヨちゃん。
射精直後であっても硬いままの愚息のおかげで、筆者に数秒ほど遅れるカタチでカヨちゃんも頂点に達してくれたようだった。
安堵した筆者は、全身の力を抜いて彼女に覆いかぶさった。
全体重を預けるわけにはいかないので、両肘でバランスを取りながらカラダを密着させる。
はぁぁ、このしっとり吸いついてくる感じ、本当に気持ちいいなぁ…。
これが夏だったらすぐにカラダを離しているところだが、寒いこの時期には、カヨちゃんのような脂肪過多の女性はうってつけだ。
しばらく抱き合って余韻を味わい、チンコが萎み始める寸前にカラダを離した。
「ありがとうね、とっても気持ち良かったよ」
カヨちゃんに背中を向けながら、コンドームを処理する。
「私もすごく気持ち良かったです」
「それは良かった。それじゃあ、帰る準備を始めようか?」
「えっ? あっ、はい」
カヨちゃんは何か言いたげだったが、筆者は気づかないフリをした。