その後、別々にシャワーを浴び、ベッドに向かう。
室内の照明を暗くする前に、バスタオルを巻いた彼女の姿を目にしてしまった。
やはり第一印象通り全身だらしない感じで、セクシーさの欠片も感じられなかった。
大丈夫! 大丈夫! 大丈夫!! 俺はやればできる男なんだ!!
そう言い聞かせていると、眼鏡を外したカヨちゃんと目が合ってしまった。
その瞬間、彼女が何に似ているのかはっきり分かった。石破氏だと思っていたが、
それ以上に“チベットスナギツネ”に似ていたのだ!!
ネットでチベットスナギツネの画像を初めて見たとき、できそこないのはく製みたいな顔だなと思った。正直、アイコラを疑いもした。
カヨちゃんは目が細いだけではなく目つきも悪く、筆者の中で完全にチベットスナギツネの印象と被ってしまった。
やはり、
“眼鏡を外したら意外なほど美人だった”
というのは、漫画の世界だけの話のようだ。
ということで、照明パネルを操作し、室内を限界まで暗くしてからベッドイン。
仰向けになった彼女の頭の位置を手探りで確認し、目を瞑りながらキスを仕掛ける。
脳内で松井珠理奈や高城れにの顔を思い浮かべれば、すぐにチンコがギンギンになるのが我が愚息のいいところだ。だが、今回は違った。
いくら脳内でセックスの相手を置き換えようとしても、すぐにチベットスナギツネの姿が浮かんでしまうのだ。
こ、これは手ごわいぞ!!
ここで焦ってしまうと、ますます愚息の機嫌が悪くなってしまう。心を無にして一度リセットせねばなるまい。
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色…。
脳内で般若心経を諳んじながらキスを終え、おっぱい愛撫に取り掛かる。
Bカップほどのおっぱいを相手に苦戦していると、
ギュムムッ!
カヨちゃんがいきなり抱きついてきた!!
両腕を筆者の背中に回し、両足を筆者の腰の後ろでクロスさせる体勢。エイリアンの第一形態であるフェイスハガーに抱きつかれた感じだ。
ムニュムムム。
カヨちゃんのダブついた脂肪は柔らかく、吸いついてくるような感触は予想以上に気持ち良かった。
ムクムクムクっ!
これに愚息が覚醒し、あっという間にフル勃起状態に。彼女の下腹部や股の付け根にバシンバシンと当たる事態となった。