その後、連絡先の交換も再会の約束もしないままホテルを後にし、新宿駅付近まで彼女を送っていく。
「それじゃあ、気をつけて帰ってね」
「えっ、あ、あの…、はい」
ここでも何か言いたそうにしていたカヨちゃん。
不細工で非モテの筆者が言うのもおこがましいが、彼女は再会の約束をしたかったに違いない。だが、いくら無償の愛の伝道師を自称している筆者にも限界がある。
今回はなんとか上手くいったが、次回も射精できるとは限らない。それに、これから温かくなってくるので、肌の密着による快感が少なくなってくるのも間違いない。
「じゃ、俺は喫煙所で一服してから帰るからさ」
そう言って鈍感さをアピールしながら別れを告げたのだった。
その10分後、彼女からサイト経由でメールが届いた。「機会があれば、またお会いしたいです」というものだ。
社交辞令で「もちろん」と答えるのは簡単だ。しかし、変に彼女に気を持たせるのも可哀そうだ。ここは華麗にスルーするのが正解だろう。
紫煙を吐き出しながら、そっと携帯を閉じる筆者なのだった。
(文=所沢ショーイチ)
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夜の新宿や池袋の繁華街を歩いていると、歩きたばこや歩きスマホをする常識外れの人間を何人も目にすることになる。
筆者は全身が性感帯で、とても感じやすい。そして、自分でも呆れてしまうほどの早漏体質だ。 ピストンを長く続けるために早漏体質を改善したいと考え始めて四半世紀が経過したものの、一向に変化はない。やはり、死ぬまでこのままなのかもしれない。
五十路に突入した筆者だが、ここ数年は年を重ねることが楽しみで仕方がない。 出会える系サイト遊びでの筆者の守備範囲は、下は18歳から上は自分の年齢プラス10歳くらい。つまり今は、18歳から60歳までの女性なら、分け隔てなく愛せる自信があるのだ!!