「K美チャンはセックスレスが長いんだよね?」
「は、はい。娘が生まれてからは数えるくらいしかしてなくて…」
「娘さんは、いま何歳なの?」
「い、いま高校2年です」
「そんなに大きいコがいるんだ! 全然そんな風に見えないなぁ。それじゃあ17年くらいしてないの?」
「い、いいえ。最後にしたのは10年くらい前だと思います」
「うわぁ、大変だったでしょ?」
「え?」
「だって、そのくらいが一番セックスしたくなる年ごろでしょ? 我慢するの辛くなかった?」
「い、いいえ。もう、そういうものだと諦めていたので…」
「でも、俺の記事を読んでムラムラしちゃったのかな?」
「ム、ムラムラというより、メラメラって感じですかね」
「へ? どういうこと?」
「な、なんていうか、諦めていた女心に火がついたような感じです」
「ああ、なるほど。そういうことね。でも、俺の記事を読み始めて3年はそう思わなかったんでしょ?」
「別世界のお話みたいで、テレビや映画を観るような感覚でしたね」
「それがまた、どうして俺にダイレクトメールしてくれたの?」
「過去にも何度か女性読者さんと会っている記事を読んでました。それで、つい最近も女性読者さんとのお話が書かれていて…」
「それを読んで、“私も!”って思ってくれたんだ?」
「は、はい。でも、おばさんだし、綺麗じゃないし、相手にしてもらえないだろうなって…」
「だから、そんなことないって! もっと自分に自信を持っていいって。俺が保証するから大丈夫だよ」
「フフフ。本当に優しいんですね」
「まぁ、スケベな俺に保証されても嬉しくないだろうけど、部屋に入ってからずっと勃起してるんだよ」
「ええっ? 本当ですか?」
「うん。ちょっと引いちゃった?」
「い、いいえ。う、嬉しいです」
「それに、K美チャンくらいの年齢なら、エッチをすればするだけもっと綺麗になると思うよ」
「え?」
「ほら、同年代や年上の女性芸能人を見てよ。綺麗な女性芸能人って、絶対に性生活も充実してると思わない?」
「考えたことないですけど、確かにそうかもしれませんね」
「でしょ? だから、諦めるなんて早すぎるよ」
「あ、ありがとうございます。ショーイチさんに言ってもらえると、説得力ありますね」
「お、おう! 今日は徹底的にご奉仕させてもらうから、接待される女性社長の気分でいてね」
「じょ、女性社長ですか?」
「うん。絶対に機嫌を損ねないよう、心を込めて奉仕させてもらうね」
「フフフ。記事通り、攻めるんじゃなくて奉仕なんですね」
「うん! 攻めるって書くこともあるけど、別に戦いじゃないからね」
「た、たしかにそうですね」
「だから、今日は世界中で一番K美チャンのことを愛している気持ちで奉仕させてもらうよ」
「は、はい」
「それじゃあ、先にシャワー浴びてきて。それとも俺が先に浴びてこようか?」
「そ、それじゃあ私が先にします」
「うん。のんびり待ってるから、慌てないでね」
いつもなら、
どんな愛撫が好きなのか?
セックスでイッたことはあるのか?
マンコ舐められるは好きなのか?
などなど、エッチをより充実させるため、もっと突っ込んだ話をしていたところだ。しかしK美チャンは10年近くご無沙汰なので、恥ずかしい話をさせるのも酷だと思い、会話を切り上げた。
こうして別々にシャワーを浴び、ついにベッドインすることになった。