秋葉原「メイドリフレ」の風俗化が進んでいるってホント?

 東京・秋葉原といえば、オタクの聖地。漫画やアニメなど、オタクが喜ぶグッズに関連するショップが密集している。だが、オタクはグッズを眺めるばかりでは満足しない。もちろん女子にも興味があるのだ。そこで10年ほど前に登場したのが「メイド喫茶」だった。女性がオタク層に人気の高いメイドの衣装で接客をする、この独特な飲食店は多くのメディアで取り上げられ、すっかり定着した。今では秋葉原の街角でメイド服を着た女性がいても誰も驚かない。

 だが、秋葉原にはさらにディープなカルチャーが存在する。それが「メイドリフレ」だ。その知る人ぞ知る存在だったメイドリフレが、今、すごいことになっているらしい。秋葉原の風俗事情に詳しいA氏が解説する。

「『リフレ』とは『リフレクソロジー』の略で、一般的には、いわゆる『足裏マッサージ』による疲労回復を目的とした施術のことを指します。これをメイドの衣装を着た女性がやるから『メイドリフレ』。秋葉原では7~8年ぐらい前からメイド喫茶から派生する形でできはじめ、今では20店舗以上に増えています。池袋にも同様の店がありますが、本場は秋葉原。施術時間は20~30分で3,000~4,000円程度です」

 たしかに秋葉原では、路地裏に行くと「メイドリフレ」という看板があり、メイド服を着た女性がチラシを配っていることがある。だが、メイド喫茶と似たようなものかと思ったら、大間違いだ。

「もともとは文字通り、メイド服を着た成人女性がリフレをしてくれるものだったのですが、男性はもっといろいろなところを世話してもらいたいわけです。2009年に秋葉原の耳かき専門店で働く女性の殺人事件がありましたが、あれもリフレの一種です。さらにメイドリフレでは、通常のマッサージ以外にもオプション料金を払うことで、露出度の高い衣装に着替えてもらったり、女性が男性に抱きついたり、キスしたり、逆に男性が女性にお触りできたりといった風俗的なサービスが提供されているのです。オプション料金は、例えば、ハグで1,000円とか、添い寝で1分100円とかですね。リフレというのはマッサージのような資格も必要ないですし、風俗と違って警察に届け出をする必要もありません。それもあって最近、サービスが過激になっているのです」

 A氏はそう説明するが、法律に抵触していないという点には疑問符も。A氏の話がメイドリフレから派生した「女子高生リフレ」なる業態にまで及ぶと、ますます疑念が湧いてくる。

「『女子高生リフレ』というのは、女子高生の制服を着た成人女性がリフレをしてくれるサービスなのですが、これも『もともとは』という話で、2~3年ぐらい前から本物の女子高生がリフレをしてくれる店が増えているんです。リフレ自体は資格も年齢規制も必要ないですから、女子高生がやったって問題はありません。ただし、若い娘はどうしても甘い誘惑に乗ってしまいやすいですから、問題も起こりやすいんです。

 お客さんは秋葉原という土地柄ウブな人も多い。そこで、女子高生があちこち揉んでくれちゃうものだからハマっちゃって、2時間も粘って7万円も払っちゃったなんていうケースもあります。女子高生の方もお客さんの求めに応じて、過激なサービスをするようになってしまっています。特に今年に入ってから過激さの度合いが増しているようで、私が最近、女性店員に聞いたところでは、女の子が裸でお客さんをフェラしていたなんていう話もあったぐらい……。女子高生に売上の3~4割を完全歩合で払ったりする店の仕組みも悪いと思います。店側は、取り締まりのリスクが高いので、過剰なサービスは禁止していますが、現実的には放置されている状態です」

 そこまで来ると、もはや犯罪ではないのか。メイドリフレの実態を探るべく秋葉原に赴いた。水先案内人として、同行してくれたのは、A氏の後輩で、最近メイドリフレにハマっているというB君。

「女の子の雰囲気次第で、いろいろできちゃうんですよ。僕はオプション料金を払わないで、女の子に触ったり、股ぐらを揉みほぐしてもらってます。仲良くなった女の子とは、店外で会うこともありますね」(B君)

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