人生の半分以上を捧げた芸能界から引退… 学生のころからマルチに活動してきた柚本愛美、引退記念インタビュー!


 学生の頃から子役として芸能活動を始め、ソロアイドルやグループアイドル、女優やレポーターなどマルチに活動してきた柚本愛美(ゆもと・あみ/24)。22歳でグラビアアイドルの世界にも進出、老舗グラビア誌「Cream」のモデルや撮影会モデルとして、スレンダーな肢体を披露してきた。現在はアイドルグループ「刹那SONIC」の一員としても活動しているが、12月30日のライブで人生の半分以上を捧げてきた芸能界から引退する。

 新たな人生を歩もうとしている彼女に、これまでのキャリアを振り返ってもらいながら、今の率直な気持ちを語ってもらった。

――この世界に入ったきっかけから教えてください。

柚本:池袋でスカウトされたのがきっかけでした。それまで芸能界に興味はなかったんですけど、私よりも母が乗り気で。「せっかくなんだからやりなさい!」って言われて始めました。

――学生で芸能界に興味を持ってもおかしくないですけどね。

柚本:その時はセーラームーンになりたかったんです(笑)。なので、特に芸能界でやりたいこともなく、言われるがままオーディションを受けて、再現VTRやミュージカルのお仕事をやっていました。

――やってみると楽しかったんですか?

柚本:いきなり大人の世界に入ったので最初は必死でしたけど、慣れてくると楽しいし、自分の可能性が広がっていくのを感じることができました。

――アイドル活動は、どういうきっかけで始めたんですか。

柚本:アキバのメイドカフェで働いていた時に、そこの女の子でユニット活動をしたのが最初です。お店だけじゃなく、アキバのライブハウスにも出演していました。そこのメイドカフェで1年半ぐらい働いていたんですけど、ユニット自体は8カ月ぐらい。その後にソロや「DISDOL」と「東京イルミナティ」というグループの活動を経て、今は刹那SONICでライブをしています。

――グラビア活動は22歳と、やや遅めですよね。

柚本:今の事務所に入ってからなので2年前です。ただ、ずっと芸能のお仕事を続けていたわけではなく、普通に社会人として就職もしてたんですよ。

――プロフィールに“元パティシエ”ってありますよね。

柚本:メイドカフェで働いていた時に、お菓子の専門学校に通っていたんですけど、そこを卒業してパティシエになりました。

――どうして芸能界に戻ったんですか。

柚本:就職したところがブラックで…。始発、終電がザラでしたからね。あまりにも辛くて後先を考えずに辞めたんですけど、特にやることもなかったんです。だったら昔やっていた芸能活動をやりながら再就職先を探そうって、最初はフリーで活動していました。そうしたら事務所の方に声をかけていただいて、今に至ります。

――20歳を過ぎてからのグラビア活動に抵抗はなかったんですか。

柚本:まったくなかったです。お話をいただいたので、「じゃあ、やるか!」って感じで。そこは先ほどお話した母親の血を受け継いでいるんでしょうね。

――プロポーションもいいし、スレンダーなのにEカップと胸も大きいので、もっと前にグラビアのお話があっても良さそうですけどね。

柚本:それが、前は今よりもガリガリだったし、そもそも今の事務所に入るまでCカップぐらいだと思っていたんですよ。だから、グラビアに向いているとも思わなかったです。

――ちゃんとブラのサイズを測ってなかったんですか。

柚本:そうなんです。グラビアのお仕事をいただいて、初めてちゃんと測ったらEカップで、「私大きいんだ」って(笑)。

――大きいって自覚がなかったと(笑)。お菓子系の元祖として一時代を築いた雑誌「Cream」のグラビアを飾りましたが、22歳で制服を着るのってどんな気持ちなんですか。

柚本:「制服かぁ。大丈夫かなぁ。22歳なんだけどなぁ…」です(笑)。でも、お話をいただいたわけだから、私でもOKなのかなと。「どうぞご覧ください」って自信を持ってやってました。

――2017年にリリースした唯一のイメージDVD『Cream Girl』(Cream)の撮影はいかがでしたか。

※画像: 『柚本愛美 Cream Girl』Cream

 

柚本:動き方ひとつとっても何をしていいか分からなくて、スタッフさんに笑われながら「こうですか?」って確認してやっていました。私、めちゃめちゃ体が硬いんですよ。たとえば、脚を伸ばして座りながら姿勢を正すのが難しくて、すごく苦労しました。

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