【元デリヘル店長の回想録】押しに弱そうな風俗嬢を本当に押し倒した話

※イメージ画像:Getty Imagesより

 風俗業界で働いてると、よく「店の風俗嬢とセックスできるのか?」ということを聞かれるが、結論から言えばYesである。

 もちろん、そのキャストへの口止めや店舗にバレない様な振る舞いが必要になってくるものの、そういった要所さえ押さえておけば、一切バレることなく肉体関係を築くことができるのだ。

 つまり、キャストのつまみ食いは、風俗店勤務者の特権だと言えるだろう。

 今回は、私がスタッフ時代に店舗で働く風俗嬢と体の関係を結んだ話を振り返りたいと思う。

 

【風俗嬢と体の関係~サクラコの場合~】

 業界未経験で店舗へやってきたサクラコ。彼女はどこかオドオドしていて、風俗嬢としては珍しいタイプだった。

 彼女は男性経験も少なく、しかも銀行勤めであること明かしてくれたのだが、「なぜ、そんな真面目な君が風俗店に?」と尋ねてみると、「彼氏がお金を必要としているから」とのことだった。風俗店で働くことについては彼氏も公認だという。

 この時、私は直感的に“この子は構ってあげればセックスまで持って行けるな”と感じた。

 こういったタイプのキャストは、人から必要とされることに喜びを感じる。その部分をくすぐれば簡単に心を開いてくれることを知っていた私は、すぐさま彼女に「仕事の悩みがあれば相談に乗るよ」と声を掛け、連絡先を交換した。

 「ありがとうございます!」とうるんだ瞳でこちらを見つめるサクラコに、どういたしまして、と諭す様な笑顔で返した。

 それからは、仕事が終わるたびに「今日もお疲れ様、ありがとね!」「無理しない様にね!」なんて言葉で彼女を労う様にして心を開かせる。

 最初のうちは「こちらこそありがとうございます!」「大丈夫です!」と簡単なやり取りばかりだったが、次第に仕事の内容やプライベートの話もしてくれる様になった。

 店舗スタッフとして、そして一人の相談相手として相談された内容には的確に答える。

 私は真剣に相談と向き合っている姿勢を見せつつ、サクラコからの信頼を得られるまで連絡のやり取りを根気よく続けた。

 その甲斐あってか、入店から1カ月を過ぎた頃、サクラコは私にべったりとなったのである。出勤予定日時の変更、最終受付以降の残業にあたる仕事、私の一声で彼女はそれらに快く応じてくれる様になった。