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【世界風俗探訪・タイ編】 日本が世界に誇る“アレ”が起こした小さな奇跡


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※イメージ画像:Thinkstockより

 言葉もロクに通じない、風習も違う国をあてもなく旅をする…。その国で出会う異文化は刺激的であり、エンターテイメントでもある。そして、男として気になるのが『風俗』だ。異国の地で風俗店に飛び込むことはスリルがあるからこそ、虜になってしまうのだろう。

 どんな物事にも言えることであるが、人間には好き嫌いというものがある。それはもちろん旅行先にも。16年前、ドンムアン空港からバンコクへ辿り着くと、ナンプラーとパクチー、酢をミックスして濃縮させたような香りが町全体に漂っていた。たまたまだったのかもしれないが、それが鼻腔を駆け抜けたものだから、「あっ、ダメだ」と思った。断っておくが、タイ料理はキライではない。むしろ、グリーンカレーなどは大好きだ。しかし、それが濃縮された感じが耐えられない。日本に帰りたくなったが、仕事で訪れたためそれも叶わず。そんなちょっぴり憂鬱な気分を抱えてバンコクの街を歩いた。

 それに、ニオイだけではなく、湿気にも困らされた。訪れたのは9月であったが、平均気温は30度を超えるうえに雨量が一番多い時期だったのだ。バンコクは熱帯ゆえ、湯気の中を歩いているようなものだ。歩を進めれば進めるほど、身体が地面に沈んでいくのではないか…そんな錯覚を覚えた。

 冷房の効いたレストランでタイ料理をいただき、幾分、気分は上がってきたものの、ドア一枚を隔てて、あの空気の中に戻ると思うと憂鬱になる。同行した同僚が励まそうと、「風俗へ行けばいいじゃないですか!」と言ってくるが、それでも気持ちは沈んだままだった。

 なにぶん、知人から聞いたこの国の風俗の印象があまりよくなかった。ニューハーフが多いというではないか。その知人いわく、「普通に女の子がいるゴーゴーバーだったから、その中で一番かわいい女の子を指名してみたら…付いていたんだよ!」とのこと。つまり、ノーマルの女の子とニューハーフが混ざっている店があるというのだ。そんな情報を得ていたので、バンコクで風俗に行く気が削がれていたのだ。


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