「ところでこの1カ月はどうだった?」
「え?」
「エッチはしてたの?」
「い、いいえ。他に相手もいませんし、ずっとムラムラしてました」
「おっ、正直だね。じゃあその1カ月分のムラムラを俺に遠慮なくぶつけてね」
「はい♪ 楽しみです」
「俺も本当に楽しみだよ。今日もふたりでたくさん気持ち良くなろうね」
「フフフ、はい」
前回のデートで軽く5、6回はイッていたシオリちゃん。あの時の感触を思い出し悶々としていたのだろう。
数分ほど歩いたところで、前回と同じラブホテルに到着。
チェックインを終え、ようやくふたりきりとなる。
「ね、始める前に聞きたいんだけど、何かリクエストはないかな?」
「え? リクエストですか?」
「うん。どうせならシオリちゃんが望むようなエッチにしたいんだ」
「本当に優しいんですね。そんな事言ってくれるのショーイチさんくらいですよ」
「もう分かってるでしょ? 俺がMってことを」
「は、はい」
「とにかく女性に喜んでもらうのが俺にとっての幸せなんだ。だから、シオリちゃんの望むことならなんでもシてあげたいんだ」
「そ、そうですねぇ」
「あ! でも、痛いのとか汚いのはナシね。ノーマルな範囲で愛し合おうね」
「もちろんです。それじゃあ、この間とは違う体位でシてほしいです」
「え? それだけ? も、もっと他にはないの?」
「他にって言われても…。ショーイチさん上手だから何をされても気持ちいいので…」
「そ、そっかぁ…」
思わず口ごもってしまった。
女性の口から“上手だから何をされても気持ちいい”なんて言われてしまったら、舞い上がってしまうのが当然だろう。
別々にシャワーを浴び、ベッドインする運びとなった。
「それじゃあ、ゆっくり楽しもうね」
「はい」
「もしスピードアップしてほしかったら、すぐに教えてね」
「は、恥ずかしいです」
「恥ずかしいことなんてないよ。シオリちゃんが“もっと早く”とか言ってくれたら、俺は喜ぶだけなんだから」
「わ、分かりました」
軽めのキスから始め、徐々に舌を使い始める。
シオリちゃんもすぐに応じてくれたので、舌を絡めあいながら互いの唾液を交換する。
「あぁっ、本当に気持ちいいよっ」
「え?」
「ずっとシオリちゃんとこうしたいって思ってたんだ。だから、これだけでイッちゃいそうだよ」
「えぇっ? 本当ですか?」
「うん。もう俺のチンチン爆発しちゃいそうなくらいギンギンだもの」
ここでクイっと腰を落とし、勃起した愚息を彼女の下腹部に押し当ててみた。
「わっ、ほ、本当に大きくなってるんですね」
「当たり前だよ。気持ちいいことしてるんだから勃起するのが当然でしょ」
「そ、そうなんですか?」
「うん。それにシオリちゃんがセクシーだから、会った時からずっと勃起してたんだよ」
「そ、そんなこと言われたの初めてです。う、嬉しい…」
旦那とのセックスレス歴が5年になっていたシオリちゃん。女性としての尊厳を失いかけていたのに違いあるまい。
そういう人妻さんには、自信を取り戻せるようちゃんと褒めてあげることが有効なのである。
その後、オッパイ愛撫をスタート。
いきなり乳首には吸い付かず、乳房を丹念に舐め進める。
「い、意地悪しないで」
こちらは焦らしているつもりはなかった。ゆっくりと昇りつめてもらおうと思っていただけだ。
だが、誤解を与えてしまったのはこちらの作戦ミスだろう。
答える代わりに乳首に吸い付く。