「もう気付いているかもしれないけど、俺ってドMなんだ」
「そ、そうなんですか?」
「うん。あ! でも、痛いのとか汚いのとかは違うよ」
「は、はい」
「女性に尽くして尽くして尽くしまくるのが大好きなドMなんだ。奴隷みたいな感じかな」
「は、はい」
「たとえばそうだなぁ。時間さえあれば何時間でもクンニできちゃうくらいなんだ」
「えッ!? そ、それって最高じゃないですか!」
クンニという言葉に反応したのだろうか? 大きめの声で“最高”と言い出すイオリちゃん。
「もしかしてクンニされるの好きなの?」
「ど、どうでしょう? 嫌いじゃないですけど、今まであまりされたことがないので…」
「どんな感じにクンニされることが多かったのかな?」
「ほ、本当にチョロチョロって感じです。してもらえない事も多かったですし…」
「それじゃあつまらなかったでしょ? たくさんペロペロされたかったんでしょ?」
「は、はい」
「じゃあ今日はイオリちゃんのアソコがふやけちゃうくらいペロペロしちゃうね」
「え? あ、アソコってふやけるんですか?」
「いや、実際にはそうならないけど、それくらいたくさん舐めるってことだよ」
「いいんですか? たくさん舐められたいって思っていたので嬉しいです♪」
丁寧な言葉使いで素直に感想を伝えてくるイオリちゃん。
こうまで期待されてしまったら後には引けない。痛みを与えないのは当然だが、筆者の持てるテクニックを総動員して舐めまくろうと決意するのだった。
ラブホ街に入ってすぐの所にある激安ラブホにチェックイン。
ここまでは出来るだけ彼女の顔を見ないようにしながら会話していた。しかし、狭い室内でふたりっきりとなったからにはそうもいかない。
変に思われないうちに、先にシャワーを浴びるよう促すことにした。
「窓際で一服してるから、そこで着替えてね」
「え?」
「ここは脱衣所がないみたいだからさ。俺が見てると脱ぎにくいでしょ?」
「は、はい。ありがとうございます」
煙草に火を点けて一服を始めると、背後で彼女が洋服を脱ぐ音が聞こえてきた。
筆者は女性の着替えている姿にこれっぽっちも興奮しない。
当然、下着そのものにも興味がない。
大事なのは中身であって、包み紙に性的興奮を覚えたことはただの一度もないのだ。
今日はどんな手順でマンコをシャブりつくそうか? クンニと手マンの比率をどのくらいに設定するべきか? 頭の中でシミュレーションを開始する。
一服を終えると、途中の自動販売機で購入してきたペットボトルのお茶をガブ飲みする。
舌や唇が乾燥していると、クンニの際に痛みを与えてしまうことがよくある。それを避けるため、エッチの前に水分補給しておくことは大事なのだ。
しばらくすると、イオリちゃんが浴室から出てきた。
そんな彼女を視界に入れないようにして、入れ替わりで筆者もシャワーを浴びる。
その後、歯磨きと手洗いを念入りに行って準備完了。
部屋の照明を薄暗くして、ベッドに潜り込んでいた彼女の元へ。