前回のデートで、ホテルに入ってから缶ビールを数本飲み、情事の最中に小便しにいったコだ。
だらしない感じのちょいポチャ体型で、セックスの相性もイマイチだったはず。それで、連絡先交換をしなかったのだ。
謝罪を兼ねたメールを送信すると、すぐにまた返信が届いた。
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急なんですけど、今日とか会えたりしませんか?
なんとなくエッチな気分になって、ショーイチさんのことを思い出しちゃったんです。
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ぐぬぬぬぬぬッ!
これが可愛いコからのメールだったらどれだけ嬉しかったことか!
約半年前の嫌な記憶が次々に思い出されてしまった。
ちょいポチャ体型でありながらBカップというみすぼらしいオッパイ。筆者の苦手なデブ貧乳のカテゴリーに入るタイプのマホちゃん。
顔はまあまあイケる感じだったのだが、クンニの途中で便所に行ったり、挿入の最中にゲップをしたりと残念なエッチに終わってしまっていたのだ。
彼女と再会するくらいなら、イチかバチかで新規開拓に勤しんだほうが遥かに建設的というもの。忙しいとか体調が悪いとか伝え、やんわりと断るべきだろう。
だが、待てよ。
前回と違って今は寒い冬だ。あのポチャ体型もこの時期なら気持ち良く抱けるのでは?
そう思い直し、OKの返事を出すのだった。
待ち合わせ場所は半年前と同じ新宿アルタ前。約束の数分前に筆者が到着すると、ほどなくしてマホちゃんがやって来た。
ぎぬぬぬぬっ!
相変らずのちょいポチャ体型だった。彼女が貧乳だということが分かっていたので、少しばかりイラっとしてしまった。
この半年で少しは痩せて綺麗になっているかも? そんな淡い期待が粉々に打ち砕かれてしまったのだ。
だが、もう覚悟を決めるしかない。ここまできたら、今日のエッチをどうやって楽しむべきなのかと前向きに考えるしかないだろう。
「久ぶりだね、マホちゃん」
「お、お久しぶりです」
「いやぁ、ビックリしたよ。また連絡もらえると思ってなかったからさ」
「本当に急に連絡しちゃってごめんなさい」
「謝ることないって。ムラムラして俺のことを思い出してくれたんでしょ? すっごく光栄だよ」
「あ、ありがとうございます」
半年ぶりということだけあって、彼女は少し緊張している様子だった。
こ、これはアカん!
このままでは緊張を解くためとか理由付けして、またマホちゃんがお酒を飲みたいと言い出すかもしれない。
そうさせないためにも先手を打つしかない!