「それじゃあ、エッチでイッたこともないのかな?」
「え?」
「ほら、エクスタシーってやつ。イクぅっていう感覚分かるかな?」
「そ、それもないんです。へ、変ですよね?」
「ううん。それが普通だと思うよ。まだその年齢なら知らなくても恥ずかしいことじゃないよ」
「そうなんですか?」
「うん。40歳を過ぎてから初めてイッたっていう女性も多いからね」
「へ、へぇ。そうなんですか」
「でも、エッチに対する願望とかはあるでしょ?」
「が、願望ですか?」
「うん。激しくされたいとか、優しく愛されたいとか、そういうのはあるのかな?」
「か、考えたことなかったです。で、でも、ちょっと怖いので優しくしてもらえたら嬉しいです」
「うん! そんなの当たり前だよ。今日のデートの後、ユッコちゃんに“やっぱり会って良かった”って思われるようなエッチになるよう頑張るね」
「フフ、本当に優しいんですね」
「そりゃそうだよ。ユッコちゃんみたいに可愛いコが相手だったら、優しくなるのが当然だよ」
こんな具合に会話で場を温めてから、シャワーを浴びるよう促す。
その後、入れ替わりで筆者もシャワーを浴びてベッドルームに戻る。
「じゃ、少しだけ照明を暗くしようか?」
室内の照明が明かるいままだったので、先手を打つことにした。
照明のパネルを操作して、ほんの少しだけ暗くする。
こちらから率先して室内を暗くすることにより、主導権を握るのが目的だ。
正々堂々としていれば、「あ、これが普通なんだ」と女性が勘違いして納得してくれるケースが多いのである。
ベッドの上で待っているユッコちゃんに覆いかぶさり、優しく声をかける。
「約束するね。絶対に痛いことや汚いことはしないから安心してね」
「は、はい」
「それと、アレしてほしいとかコレしてほしいとか、何か思いついたら恥ずかしがらずに教えてくれるかな?」
「わ、分かりました」
ここに来て、また彼女の緊張がぶり返したようだった。
その緊張をほぐすため、これ以上ないというくらい優しいキスをする。
さらに、こちらの右手と彼女の左手を繋ぎ、まったりと愛し合うという雰囲気を演出。
これがイケメン男性によるものだったらさぞかし絵になったことだろう。筆者のようなブサメンのアラフィフ男性には似つかわしくないというのは百も承知だ。
しかし、ユッコちゃんは緊張から目を閉じているので、問題ないだろう。
あえてディープキスはせず、オッパイ愛撫へ。
痛みを与えないようにユッコちゃんのDカップバストを揉みほぐす。そして、先端の突起をそっと口に含み、舌先でゆっくり舐めてみる。