この時、筆者の右手はシオリちゃんの左手と握り合っていた。その右手の肘をベッドに押し付けて上半身を支え、左手でオッパイを攻めていた。
本来ならあまり長時間できない体勢だが、あまりにも彼女の反応が楽しいので苦しさは一切感じなかった。
そろそろ、乳首チャンを口内で転がしたい!
そう考えた筆者は、そっと身体を起こそうとした。
ムギュ!
こちらの動きを察したのか、シオリちゃんが下から抱きついてきた。まだキスをしてくれという意思表示に違いない。
オッパイに吸い付くことを諦め、またディープキスを開始する。
そう。こちらが主導権を握っているようで、実際は相手の望むエッチを提供する。それこそが筆者の本骨頂なのである。
セックスという行為に恥じらいを感じるのは当然だ。まだ気を許せない相手ならなおさらだろう。それを先回りして察してあげ、羞恥心を抱かせないようにしながら快楽のみを与える…。
女性に奉仕することに喜びを感じる筆者が、50年の歳月をかけてようやくたどり着いた境地である。
その後も、あえてマンコには触らず、ディープキスとオッパイ攻めを続ける。
10分以上はそうしていただろうか。突然、シオリちゃんが告げてきた。
「ショーイチさん、入れて」
ん? これはどういうことだ? この言い方からして、指ではなくチンコを入れてくれということだろう。
だが、まだコンドームを装着していないので、すぐに応じるわけにはいかない。
羞恥心を与えてしまう可能性もあるが、ここは彼女の意志を再確認するべきだろう。
「え? 何を?」
「お、オチンチンください」
顔を横にそむけ、小声で告げるシオリちゃん。くーっ、マジで可愛いなぁ。
だが、彼女は人の妻であり、ピルを服用しているわけでもない。ここは劣情に流されることなく、紳士の態度を貫くべきだ。
「うん。それじゃあ、コンドームを着けるね」
そう声をかけてから枕元に用意しておいたコンドームを取り出して装着する。
「じゃ、入れるね」
「き、キスしながら、入れてください」
正常位の体勢で、ディープキスしながらゆっくりとチンコを挿入する。
外も中もビッチョビチョのグッチョグチョに濡れていたシオリちゃんのマンコ。挿入するというより、溺れていくといった表現のほうがしっくりきそうだ。
柔らかくて温かい肉が、ジワジワとチンコを締め付けてくる。
その感触を味わいながら、秒速数ミリの速度でチンコを前進させる。
クイっ!
意識してなのか無意識なのか不明だが、シオリちゃんが突然腰を使ってきた。
その動きに導かれ、ズッポシと根元までチンコを挿入してしまった。