「い、いぃいぃぃぃぃぃ!!」
愛撫の最中から予想できていたことだが、ケイコちゃんは激しめにされるのが好きなようだ。
ごめん。俺にそれはできないんだ。
心の中で謝罪する。病的なまでに早漏なので、激しい出し入れをしたらほんの数秒でセックスが終わってしまう。
ヒンヒンとよがる彼女を見下ろしながら、微動だにせず快楽に酔う。
すると、ケイコちゃんが無言で両手を伸ばしてきた。
これはギュっと抱きしめてという意志表示だろう。
肌の密着部分が増えれば増える分だけ、こちらの射精が速まってしまう。
敏感すぎる筆者は、挿入を始めると全身がチンコとなってしまうからだ。
それでも、彼女の意志を無視するわけにはいかない。ゆっくりと上体を倒し、上半身を密着させる。
「しばらくこのままでいさせてね」
そう告げてから、無言でギュっと彼女を抱きしめる。
だが、そのままではあまりにもバツが悪い。そこで、きつく抱擁しながら彼女の耳たぶを唇でハムハムと刺激してみた。
「ひ、ひぃぃっ」
全身をビクっとさせながら甲高い声をあげるケイコちゃん。くすぐったかったのかと思ったが、どうやら違うようだ。
首を傾ければ簡単に逃れることができたはずなのに、それをする様子もない。もっとハムハムしてくれということなのだろう。
そのまま強弱をつけながら唇だけで甘噛みしていると、ケイコちゃんの抱擁がきつくなってきた。
まるで正面から羽交い締めされているような感覚だ。
同時に、彼女の腰がクイクイと小刻みに動き出してきた。
チンコを咀嚼するようにマンコ内部の肉が絡みついてくる。
このままではピストンを一度もすることなく射精してしまう! 焦った筆者は、ケイコちゃんを制止することにした。
「そ、そんなに腰を使われたら5秒で出ちゃうよ」
「え?」
「その動き、気持ち良すぎるから少し我慢して」
「で、でも、腰が勝手に動いちゃうんです」
「ね、お願い。我慢して」
「は、はい」
このお願いで彼女の腰の動きは止まった。だが、マンコ内部の肉が微妙な収縮を繰り返していた。