【ネットナンパ】「じゃ、じゃあ、耳を噛んでください」9カ月ぶりに再会したOLさんは痛いのがお好き?


あ! ダメだ、こりゃ。


 いかりやの長さんのように諦めることにした。この突然のピストンに抗う術はなかったのだ。


「い、いいよ。その腰の動き、死ぬほど気持ちいいよ」

「わ、私も! もっと、もっと強く噛んで!」

「う、うん」

「そ、そう、もっともっと!!」

「このままイクよ! だ、出すよッ!」


ふぅ。


 結局こちらは一度も腰を振ることなく、大量のザーメンを吐き出すことになった。

 だが、ケイコちゃんは腰の動きを一向に止める様子がない。

 射精後もこちらのチンコが固いままなので、もしかしたら発射したことに気が付いていないのかも?

 数分ほどそのままにしていたが、そろそろ限界だ。


「ちょ、ストップ」

「え?」

「もうイッちゃったから、それ以上動かれるとゴムが外れちゃうよ」

「え、あっ、ごめんなさい」

「ううん。謝るのはこっちのほうだよ。早くてゴメンね」

「も、もう少しだけこのままでいさせてくれますか?」

「うん。でも、チンチンが小さくなる前に抜くからね」

「はい!」


 こうなったら、少しでもサービスするしかない。

 無理やり賢者タイムをショートカットして、彼女を抱擁したままエロい事を考える。少しでも長く勃起状態を続け、ケイコちゃんに余韻を味わってもらうためだ。

 そのまま5分ほど経過したところで限界を迎えた。


「じゃあ、チンチンを抜くね」


 そう告げてからチンコを引き抜き、後処理を始めた。

 その後、ケイコちゃんだけがシャワーを浴び、帰り支度を始める。


「あ! そうだ。ケイコちゃんはLINEしてるかな?」

「はい」

「良かったらLINEの交換をしない?」

「はい。もちろんです」

「次からはメールじゃなく、LINEで連絡してきてもいいんだからね」

「はい。そうしますね」

「またタイミングがあえば、ふたりで気持ち良くなろうね」

「はい!」


 またいい返事をするケイコちゃん。

 その後、駅まで彼女を見送っていき無事にデート終了。

 帰宅した筆者は軽めの夜食を食べてから就寝前にシャワーを浴びることにした。


痛っ!


 シャワーの水流を当てた途端、背中に激痛が走ってしまった。

 エッチの最中は気持ち良さで緩和されていたのだろう。出血はしていなかったが、痛みに耐えかねて背中を洗うことを断念。

 その後、背中の痛みを思い出さないよう、うつ伏せの体勢で就寝。

 まぁ、これは男の勲章みたいなものだ。

 次回のデートの際も、背中の痛みをこらえようと決意する筆者なのであった。

(文=所沢ショーイチ)

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