そのうち、ラブホ街に到着。いつもよりグレードの高いラブホテルにチェックインし、ようやく部屋でふたりっきりになる。
もっと会話してふたりの距離を縮めたかったが、ずっと勃起状態の愚息が今にもはち切れそうだった。
「と、とりあえず、シャワー浴びてきなよ」
「えっ? あっ、はい」
「それとも俺が先に浴びてこようか?」
「だ、大丈夫です。それじゃあ、先に浴びてきますね」
「うん」
室内に入って数分も経たないうちに、ミツキちゃんをシャワーに行かせてしまった。最近はハズレ案件ばかりだったので、焦り過ぎていたのかもしれない。
とはいえ、ここまでの会話でそれなりに信頼してもらえたようで、ミツキちゃんは素直に応じてくれた。その後、入れ替わりで筆者もシャワーを浴びるため浴室に入る。
ボディソープで泡まみれにしてシコシコすること数秒。
ふぅ。
あっという間にザーメンを床にぶち撒けた。これほど早く射精するとは、我ながらビックリだ。
もしここでオナニーしないで事を始めていたら、マンコを舐めている最中に射精していたに違いない。
ミツキちゃんの見た目がどストライクだったため、射精してもチンコはギンギンに硬いまま。萎んでくれれば残り汁を絞り出すのは簡単だが、勃起したままではそれもままならない。
そこで、シャワーの温度を調整して、冷水をキンタマにあてることにした。
しゅうぅぅぅ。
目論見通り、チンコはすぐに萎んでくれた。
念入りに根元から先端まで何度もシゴき、残り汁を完全に出し切ることに成功した。
これで安心してベッドインできるというものだ。
何食わぬ顔して室内に戻ると、ミツキちゃんはベッドの上で待っていた。
それを見た瞬間、「不二子ちゃぁぁぁん!」と叫びながら空中を泳いで彼女に襲い掛かりたくなってしまった。
だが、シャワーを浴び終えてからベッドインするまでの時間は、優しさをアピールするために重要だ。
「ちょっと待っててね」と声をかけ、念入りに歯磨き。口をすすぎながら、火傷する一歩手前の温水で手の平を温める。口臭ケアと、冷たい手の平で女性の体に触れるのを避けるためだ。
世の中の女性の多くは冷え性なので、手足といった末端を触る際に温水で温める必要はないだろう。しかし、セックスが始まるとおっぱいやマンコ周囲は温かくなるものなので、きちんと準備しておかなくてはならないのである。
こうして準備をすべて整え、室内の照明パネルを操作して暗くした。もちろんこれも優しさアピールのための作戦の一環だ。
本当は、明るい室内で女性を凝視しながらセックスしたい。ミツキちゃんのような好みの女性だったらなおさらだ。
しかし、初対面の女性に明るい室内でのセックスを求めるのは酷というもの。そこで、「部屋を暗くしてください」と言われる前に率先して動いたのだ。
それに、この作戦ならギリギリ相手を視認できる明るさをキープすることも可能だ。まさに一石二鳥と言えよう。