【ネットナンパ】「あ、当たってる! 当たってるぅ!!!!」今○華を地味にした感じの“ちょいポチャ”OL28歳!


「実際の俺ってこんな感じだけど、大丈夫?」

「え? 何がですか?」

「ほら、送った写メよりもずっとスケベそうな顔をしてるでしょ?」

「そんなことないですよぉ。すっごく真面目で優しそうですよ」

「あ、ありがとう。それじゃあこのままホテルに向かうってことでいいかな?」

「はい! よろしくお願いします!」


 こうして、ホテル街に向かって歩き始めた。


「マコちゃんって、ああいうサイトでよく遊んだりするの?」

「去年から使ってるんですけど、月に1、2回程度ですね」

「やっぱり、生理前とかでムラムラしていると遊びたくなるのかな?」

「えぇっ!? それって、なんかオヤジ臭いですよ! そういうんじゃなくて気分です」

「お、オヤジ臭かった? ゴメン、ゴメン。そっかぁ、気分なんだぁ」

「そういうショーイチさんこそよく遊んでるんですか?」

「俺も大体月に1、2回くらいかなぁ」

「どういう時に遊ぶことが多いんですか?」

「仕事がひと段落した時とか、欲求不満になった時とかかな?」


 まさか週に1、2度のペースで遊んでいるとは言えない。だから、こういう質問をされた時は、“月に1、2回くらい”と答えるようにしているのだ。

 会話の最中、やたらと腕や肩に触れてくるマコちゃん。どうやら、かなり遊び慣れているようだ。スキンシップに慣れていない筆者は、こういったわずかな接触にも興奮してしまう。


コイツ、もしかして俺のこと好きなのか?


 そんな風に勝手に勘違いして浮かれてしまうのだ。

 その結果、いつもよりグレードの高いラブホテルを選び、チェックインしてしまった。

 個室でふたりきりになったところで、もう少し突っ込んだ会話をすることに。


「マコちゃんはどんなエッチが好きなの?」

「えっ?」

「ほら、サイトに“とろけるようなエッチが理想”って書いてたでしょ? 具体的に教えてほしいな」

「んー、具体的にコレっていうのはないですけど、恋人同士みたいな雰囲気でするのが好きです」

「おっ! 俺もだよ!! それじゃあ、今だけは本物の恋人同士の気分で楽しもうね」

「フフフ。ショーイチさん、すごく楽しそうですね」

「そりゃそうだよ! 今から気持ち良くて楽しいことをするんだから、笑顔になって当然だよ」

「それもそうですね。私も楽しみです♪」


 その後、まずマコちゃんがシャワーを浴び、入れ替わりで筆者も。念入りに全身を洗ってからベッドルームに戻ると、マコちゃんはベッドの中に潜り込んでいた。彼女の使ったバスタオルが見当たらないので、マコちゃんが体に巻いているのだろう。


「ちょっと歯磨きするからもう少し待っててね」


 そう声をかけてから洗面台の前に立つと、そこにはビニールでカバーされた状態のコップがふたつあった。つまり、マコちゃんは歯磨きどころかうがいもしていないことになる。


チッ!


 シャワーを浴びながら口内を洗ったのかもしれないが、ほぼ未使用状態の洗面台を見てゲンナリしてしまった。

 たとえベッドイン直前まで歯磨きしてなくても、こちらがそれとなく清潔感をアピールすると「私も歯磨きしますね」と反応してくれるケースがほとんど。しかし、マコちゃんにはそれが通じなかったようだ。

 ちょっとイラッとしたものの、エッチが始まる直前なのでどうしようもない。

 時間をかけて歯磨きを終え、温水で念入りに手を洗うと、いよいよベッドイン。

men'sオススメ記事

men's人気記事ランキング

men's特選アーカイブ