「それじゃあ、俺のほうから奉仕させてもらうね」
「は、はい」
「痛かったり、嫌なことがあったら遠慮しないですぐにダメ出ししてね」
「わ、分かりました」
キスしようと顔を近づけると、彼女の肌の不潔感がよりはっきりと分かってしまった。
だが、ここまで来たら後戻りなんてできやしない。
ええい、ままよ!
覚悟を決めて顔をさらに近づけてみる。
すると、今度は鼻孔をツンと刺激する匂いに気づいてしまった。
これはどこから来る匂いなのか? 口臭? 体臭? それとも頭皮の匂いなのか?
視覚、嗅覚の両方から残念すぎる情報。思わず挫けそうになった。
逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ!!
脳内のスクリーンに、明朝体フォントで碇シンジの名セリフが映し出される。そう、過去に対峙してきた数々のモンスターに比べたら、この程度の壁は余裕で乗り越えられるはずだ。
体重100kgはあろうかというおデブ、髪の毛がフケだらけだったコに、前歯が数本しか残っていないコなどなど…。目を瞑って、本当は二度と思い出しくなかった過去のモンスターたちのことを事細かく思い出してみる。
パッ!
脳内を化け物たちで満たしてから目を開き、マコちゃんを凝視する。
な、なんて可愛いコなんだぁぁぁぁ!!
瞬時に行った脳内イメージトレーニングのおかげで、俄然やる気が出てきた。
ちゃちゃっとキスを終え、Fカップはあるであろうおっぱい愛撫を開始した。
ほっ!
おっぱいまでカッサカサで不潔だったらどうしようと心配したが、杞憂に終わった。マコちゃんのおっぱいは、大きさも形も美しく、触った感触も良かった。ところが…
ツンっ!
乳首を口の中で転がしていると、またもや異臭が。
おいおいおい! この状態での異臭といったら、原因はアレしかないだろうがっ!!
マコちゃんの脇の下に目を向けると、剃り残した腋毛がチラホラ。その周囲はじっとりと濡れていて、
いかにも臭そうだった。