「それにしても、ミナミちゃんはモテるんじゃない?」
「え? どうしてですか?」
「だって、周りの男が放っておかないでしょ?」
「そんなことないですよぉ。3月までは女子校でしたし…」
「でも、それだけ可愛いんだから、通学の途中でラブレターもらったりしなかったの?」
「えぇっ? ラブレターですか?」
「あっ、今はそういうのじゃなくて、LINEとかなのかな?」
「フフ、ショーイチさんっておかしいですね」
「でも、いろんなアプローチはあったでしょ?」
「自転車通学だったので、そういうのもなかったです」
「な、なるほどね」
そんな世間話をしながらラブホ街に向かい、いつもよりグレードの高いホテルにチェックイン。
室内でもさらにおしゃべりを続ける。だって、18歳のコとの会話が楽しくて仕方なかったんだモン♪
「ミナミちゃんは彼氏とかいないの?」
「えっ?」
「ゴメンね、いろいろ聞いちゃって。でも知りたいなぁ」
「今はいないですよ」
「じゃあさ、じゃあさ、最後にエッチしたのは?」
「すごく聞きたがりさんですね」
「だって、すんげぇ気になるんだってば! 誰にも言わないから教えて、ネ?」
さきほどのミナミちゃんの言い方を真似て、小首をかしげながら“ネ”を発音した筆者。今から思えばサブイボものだが、18歳のコを目の前にした会話の最中は、そこまで冷静に自分を判断できないものだ。
「最後にエッチしたのですかぁ? 中3の時だから3年ちょっと前ですかね」
「えっ? 高校時代はそういうのなかったんだ!?」
「はい。一応進学校だったので…」
「そうだったんだぁ。本当はもっといろいろ聞きたいけど、最後にするね。今日はどんなエッチがご希望かな?」
「エエッ? そ、そうですねぇ。お任せします」
「それじゃ、つまんないよ。久しぶりのエッチなんでしょ? 少しでもミナミちゃんに楽しんでほしいよ」
「そ、それなら、優しいエッチでお願いします」
「了解! それじゃ、ミナミちゃんのことをお姫様だと思ってエッチするね」
「フフフ、お姫様って」
「ん? 嫌だった?」
「いいえ。でも本当にショーイチさんって面白いんですね」
「ううん。ただただ自分に正直なスケベ男だよ。実際、今日ミナミちゃんに会ってから一度も嘘をついてないしね」
「へぇ、じゃあ、そういうことにしましょうね」