会話の最中、筆者の鼻の下はさぞかし伸びていたことだろう。こんなスケベヅラのオッサンを目の前にしてヒかないとは…。案外ミナミちゃんの神経は図太いのかもしれない。
「でも、こういうサイトで相手を見つけようなんて、ずいぶん思いきったことしたね」
「えっ、そうですか? 雑誌とか看板とかでよく見てたから、変だとは思わなかったんですけど」
そう! そうなのである!!
そもそも出会える系サイトというものは、女性ユーザーの数が命なのだ!! 男しか登録していないサイトなんて糞の役にも立たない。それゆえ、どのサイトも女性の新規ユーザー獲得のために多大な広告費をかけているのである。
オシャレ系雑誌やレディコミへの広告出稿は言うに及ばず、繁華街に大型看板を設置したり、宣伝カーを走らせたり…。そんな努力の甲斐があって、数多くの女性が日々サイトに登録しているのだ。
こうしたサイト側の営業努力には、ただただ感謝するばかりだ。筆者は、毎年のように高校を卒業したての18歳のコとヤれる幸せを噛みしめずにはいられなかった。
その後、別々にシャワーを浴びてベッドイン。
「約束通り優しくするね。でも、何かしてほしいことがあったら遠慮なく教えてね」
「はい。あっ、でも…」
「ん? 何かな?」
「もう少し部屋を暗くしてくれますか?」
チッ!
せっかくの18歳の肉体だから、明るい照明の下でガン見しまくりたかったのに!! だが、ここで拗ねるのはスマートじゃないだろう。
照明スイッチを操作して室内の灯りを落とす。辛うじて見えるくらいの明るさを確保して、ミナミちゃんに向き直る。
ミナミちゃんは室内の明るさに不満がありそうだったが、軽いキスを仕掛けて彼女のクチを塞ぐことに。
ムチュ、チュッチュ、チュパ…
舌を使わず、唇だけを軽く動かしてミナミちゃんの唇をついばむ。そして、頃合いを見計らって、舌先で彼女の唇をなぞり始める。