自分の奥さんにろくな愛撫もせずに、すぐに挿入して自分勝手に果ててしまうだなんて。クンニ大好き人間の筆者からしてみたら、信じられない話だ。
しかし、あいみチャン夫婦のそんな秘め事は決してレアケースではない。世にごまんとあるケースなのである。
奥さんをろくに満足させてあげられない旦那さんが多いからこそ、出会える系サイトに登録する人妻が後を絶たないのだろう。そう考えれば、筆者のようなセックス中毒人間には実にありがたい話だ。
「じゃ、そろそろシャワー浴びておいで」
そう筆者が促すと、あいみチャンは急に真剣な顔に。
「あ、あのぉ。ひとつお願いがあるんですけど…」
「ん? なにかな?」
「ショーイチさんて、タバコ吸いますか?」
「うん。吸うけど」
「実は、私も主人もタバコを吸わないので、会ってる間は我慢してもらえますか?」
「ああ、そういうことね。了解だよ。歯磨きもめちゃくちゃ念入りにするから安心してね」
「はぁ、良かった。ありがとうございます」
“お願い”という言葉に一瞬身構えたが、拍子抜けするようなものだった。人妻さんとのデートでは、実によくある話なのだ。
こうして別々にシャワーを浴び終え、ベッドイン。
「じゃあ、俺が攻めるけど、痛かったり嫌なことがあったらスグに教えてね」
「は、はい」
緊張で強張っているあいみチャンの肩に手を置きながら、ゆっくりと彼女の身体に巻かれたバスタオルをはぎ取っていく。
チッ!!
一目見たときから小太り体型なのは百も承知だったが、アレでも着やせしていたのだろう。全裸になったあいみチャンは、衣服を着ていた時よりもさらに太って見えた。
しかも、オッパイのサイズはCカップほどの詐欺体型!! こんな残念体型なら、愛撫をまったくしないという旦那さんの気持ちが分からなくもない。
一回こっきりのエッチならなんとか愛撫できそうだが、コレを相手に夜のお勤めを定期的にしなければならないのは拷問レベルだろう。
優しいくらいしか取り柄がないだとか、女性に尽くすのが大好きだとか言いながら、心の中でそう毒づく筆者。この辺りが筆者の性格の悪さなのだろう。