【脱がずに風俗で働く女】老舗ヘルスのテクニックは脈々と伝承されていく…技術講師の丁寧な指導と静かで熱い想い

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 最近、風俗業界では裏方として入店する女性が増えている。主役である女のコたちを支え、客に極上のサービスを提供するための陰の主役でもある。そんな、風俗業界で働きながらも脱がない彼女たちの素顔に迫ってみたい。

 今回、取材に訪れたのは新宿南口で唯一のファッションヘルスである『ルネッサンス』。昭和時代から続く老舗中の老舗だ。こちらで技術講師を担当している平田由紀さん(仮名)に話をうかがってみた。

 現在29歳で講師としてのキャリアは約1年になる平田さん。「いろいろな兼ね合いがあるので、絶対に顔を出さないでくださいね」という彼女だが、大きな瞳が印象的な美女だ。実は、彼女自身も以前はキャストとして風俗業界に身を投じていた。そのため、「(取材で撮影をする際に)写真を撮られるのは久々で緊張しますね」と笑顔を見せた。

 まずは、この世界に入るきっかけを聞いてみることに。

「高校を卒業して、まずはピンクサロンで働いて、その後、ブランクはありますけど、いくつかのヘルスという流れですね。そのヘルス時代に教えてもらった技術講師さんと仲良しになったんですけど、結果的に師匠になったんですよ(笑)」

 前任者で平田さんの師匠にあたる講師から声がかかったのは、約1年前のことだった。

「ある日、いきなり電話がかかってきて、“やらない?”みたいな、けっこう軽いノリでした(笑)。最初は絶対に無理だと思いましたね。ブランクもあったので。でも、次の瞬間に自分にも得るものがあるかもしれないな~と思って」

 結果的には即決だったいう。こうして、平田さんの脱がずに風俗業界で働く日々が始まった。

 現在、『ルネッサンス』で技術講師を担当している女性は平田さんを含めて2名。講習を行うのは月に3、4回程度。新人が入店するとお店からオファーがあり、テクニックなどをレクチャーするという流れだ。ちなみに、一番忙しいのは3月下旬だという。「春ということで、これから風俗で働こうという女のコが増えるので…」ということだった。

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