事後処理のため、室内の照明を明るくする。
サーっ…
貧血を起こしてしまいそうな勢いで血の気が引いていく。筆者が愛していたハズのももクロの有安はどこにもおらず、エラで呼吸できそうな生物が胸を上下に揺らして激しい呼吸を繰り返しているだけだった。
「じゃ、俺先にシャワー浴びてくるね」
背中を向け、逃げるように浴室に駆け込む筆者。チャチャっと汗を流してから、彼女にもシャワーを浴びるよう促して終了宣言を行う。
そんな帰り支度の最中のこと。
「良かったらアドレス交換しませんか?」
なんとナナミちゃんのほうから連絡先交換を切り出してきたのである。「もう会う気はないから」と冷たくする真似なんてできやしない。渋々ながら笑顔で応じる筆者なのであった。
その後、ホテルを出たところでサヨウナラして帰途についたトコショー。
果たして、彼女のほうから2度目のデートのお誘いメールはくるのだろうか? もしお誘いが来た場合、筆者はそれに応じるのだろうか?
ま、あと1度くらいはあの正常位中の乳首舐めを味わってみてもいいかもしれないなぁ。
(文=所沢ショーイチ)