水川あさみ、バカリズム脚本のドラマで“売れない女優”を好演! 嫌味のない親近感で視聴者からも絶賛の声


 さらに水川は結果を残せない自分にイライラして、「売れている女優なんてみんな枕(営業)してる」「売れている女優は性格悪い」などとヤケになった発言を連発。そして次第に女優への気持ちも冷めていき、芸能界を諦めることに…。その後、水川は女優としての道を選ばなかった真木や竹内と出会い、意気投合した3人がそれぞれの人生の新たなスタートを切るという物語が展開された。

 3人の有名女優の“ターニングポイント”となった瞬間を振り返りながら、そのとき女優以外の道を選んでいたらどうなっていたのかという物語。スカウトがきっかけとなった竹内は別の人生を歩むことをすんなりと受け入れていたが、子どものころから女優に憧れていた真木や水川は、辞めるタイミングを計りながらオーディションを受け続ける。ひょんなことから漫画家という道を見つけた真木は女優業に踏ん切りをつけたが、そうしたきっかけもない水川は売れっ子女優に文句を言いながら芸能界での活躍を夢見る。

 そんな水川の泥臭くも純粋な姿は視聴者にも好評だったようで、ネット上には「水川あさみの演技がリアルすぎる」「表情がコロコロ変わって面白い」「売れない女優って本当にこんな感じなんだろうな」などと賞賛の声が上がっている。心の叫びを率直に表現したバカリズムの脚本のおかげもあるだろうが、“売れない女優・水川”の迫真の演技は視聴者に刺さったようだ。

「水川さんは雑誌のインタビューなどで、デビュー当初はオーディションに落ちてばっかりだったと振り返っています。そのころの思いが今回の役作りに生かされたのかもしれませんね。とはいえ、デビュー後からわずか数年で映画のヒロインに抜擢され、その後さまざまなドラマや映画に出演し、NHKの大河ドラマのメーンキャストも務めていますから、女優業は順調そのもの。本当に売れていない女優たちからすれば、彼女の演じた“売れていない女優像”には違和感があったかも」(芸能ライター)

 シリアスなキャラからコメディまで幅広い演技力に定評のある水川だからこそ、売れない女優を嫌みなく演じることができ、視聴者に受け入れられたのだろう。サバサバした性格で知られる水川には視聴者も親近感のようなものを感じたの“かもしれない”。
(文=愉快)

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