さて、待ち合わせ場所に先着した筆者は、街行く不細工チャンやおデブちゃんや脂ギッシュなおっさんたちを片っ端から脳裏に焼き付けて行く作業を開始。脳内のメモリをこうした人たちでいっぱいにしておくと、約束した相手が多少の難ありでも可愛く見えるようになるからである。
そんな作業を開始して5分。約束通りの時間にチサコちゃんが現れた。
んフっ! ショーイチ、でかした!!
なかなかの美形である。大きな目と大きな唇がとても印象的なチサコちゃん。芸能人で例えると、1985年にデビューした歌手の芳本美代子といった所だろう。ちなみにチサコちゃんには八重歯はなく普通の歯並びだったが……。
「こんばんは、チサコちゃん」
「あ、こんばんは」
「【ワクワクメール】で約束してたショーイチです。今日はよろしくね」
「はい、こちらこそお願いします!」
ハキハキしていて明るい口調のチサコちゃん。しゃべりながら筆者の目をまっすぐに見つめてくるので、百戦錬磨のトコショーが少々たじろいでしまったほどだ。
「す、凄いね、チサコちゃん」
「え? 何がですか?」
「や、その目ヂカラが凄いなぁって」
「え、そうですかね?」
「うん、その目で見られると石になっちゃいそうだよ」
「えぇ、なんですかそれ!」
「いや、冗談だけど、本当に綺麗な目してるね」
「フフ、クチが上手で優しいんですね」
「そんなことないよ。だってチサコちゃん、よく目を褒められるでしょ?」
「んー、まぁ、たまにですかね」
会話のキャッチボールができる女性と出会えると、途端にテンションが上がってしまうトコショー。この時点で半ば本日のデートの勝利を確信したほどだった。
その後、無事にホテルに入りまずはチサコちゃんがシャワーを浴びる。その後筆者もシャワーを浴び終えて室内に戻ると、チサコちゃんがホテルに備え付けのポットでお湯を沸かしてコーヒーを入れてくれていたのである。
「ショーイチさん、砂糖とミルクどうします?」
「ありがとう、俺はブラックでいいよ」
「じゃ、私も! 一緒に飲みましょ?」
「うん、そうしよっか」
二人ともバスタオルを身体に巻いた格好のままでソファに腰掛け、コーヒータイムだ。この時の筆者は、早くマンコ舐めたい、早くチンコ舐めてほしい、と悶々としていたのである。だが、ここは大人の余裕の見せどころだ。足を組んで勃起を悟られないようにしつつ、世間話をしながら会話を楽しんだのであった。
だが、そんな痩せ我慢なんて数分しかもたなかった。チサコちゃんがコーヒーカップをテーブルに置くタイミングを見計らって、肩を抱き寄せキスを開始した。
ムチュ、ヌクチュ、むジュ……
コーヒー味のキスである。ねっとりと舌を絡めながらのスローテンポのキスだ。
このまったりとした感じのキスが筆者の理性をブチ壊してくれた。
「ね、今ここでフェラしてくれる?」、いつもは攻め達磨と化すトコショーだがちょっと大胆にそうおねだりしたのである。
「はぁい、いいですよ」、笑顔で応じてくれるチサコちゃん。嗚呼、こんな嫁さん欲しいなぁ。
チュルルル、レロロロ、ねじょろろネリュチュ……
こ、こいつ、できる! 根元からカリに向かって舐め上げたかと思うと、また根元に戻ってタマ袋をクチに含み始めるチサコちゃん。
こちとら早く咥えてほしくてたまらないというのに、思いっきり焦らしてくるのだ。こ、こんな、焦らしプレイ、だ、大好きだ! アフン、はふん、と間抜けなアエギ声を漏らしながらチサコちゃんの猛攻に耐える筆者。
「ふふ、ショーイチさん、可愛い」
プチン!
んなこと言われたらもうお終いだ。今すぐ愚息をマンコに収めない限り、発狂してしまいそうだ。