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「小悪魔ageha」のインフォレストが倒産…ギャラ未払いで経費も回収できない阿鼻叫喚


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※イメージ画像:『小悪魔 ageha 2014年5月号』インフォレスト

 ギャル向けファッション誌「小悪魔ageha」などを出版するインフォレスト株式会社が、4月15日付で事業停止を発表した。負債総額は30億円。債権債務の調査を弁護士に一任する。

 同社は02年に英知出版が会社分割した際、当時の英知出版の親会社だったゼィープラス(現セブンシーズホールディングス)の傘下として誕生。「小悪魔ageha」をはじめ「ナッツ」「Samurai magazine」「Samurai ELO」といったファッション誌のほか、「クロスワードキング」などのパズル系雑誌、コスプレ雑誌「COSMODE」や女性向けカメラ雑誌「女子カメラ」などのムックも定期刊行していた。

「社員に解雇通知があったのは15日の夕方。一部の社員はすでに知っており、自宅待機命令があったため予期していた社員も多いでしょうが、給料や退職金が出るかどうかも分からず混乱しています。それどころか、ここ最近は社員に対する経費の支払いすら滞っており、ある編集者は『経費として立て替えていた100万円以上の領収書が溜まったまま』だといい、回収できないのではないかと不安を漏らしている。ライターやデザイナーら外部スタッフも同様ですが、混乱に乗じて踏み倒される危険が高いため悲惨な状況。そもそも、最近はインフォレストで仕事をした外部スタッフから『未払いが続いている』『ギャラが下がった』などの苦情が相次いで上がっており、業界内では『やっぱり…』という声が多いのも事実です」(業界関係者)

 最盛期には「小悪魔ageha」の発行部数が30万部を突破し、通販事業の成功もあって09年3月期に年売上高約75億円を達成。しかし、同社の看板に育ったファッション系雑誌の売上が頭打ちとなり、2012年に「小悪魔ageha」の生みの親である中條寿子氏が編集長を退任したあたりから、誌面や編集部に混乱が見られるようになった。

「2010年に会社がM&A企業に買収され、それから『誰だか分からないオジサンたち』が現場に口出しするようになった。もともと出版業でなかった彼らの指示は、目先の儲けを重視したものでしかなく、編集者たちはやる気を失ってしまった。当時隆盛だった宝島社をマネして『雑誌に付録をつけろ』という要求もありましたが、それでも中條氏だけは『付録は麻薬』だとして突っぱねていた。しかし、現場の混乱にガマンできなくなった中條氏が退任すると『小悪魔ageha』をはじめとしたファッション誌に付録がつくようになり、誌面も他社の売れ線雑誌を安易にマネしたものになって個性を失った。それによって“小悪魔agehaブーム”自体も完全に下火になり、挽回の余地がなくなってしまった」(出版関係者)


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