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音楽評論家による“ヲタ視点”からの「2014年アイドル業界への5つの提言」


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 2014年がスタートして、早いもので私も1月2日からアイドル現場での活動をスタートしてしまった。今年もアイドルブームの勢いがある程度は持続するのではないか、いや続くとしたらどうしよう……という現役アイドルヲタとしてのある種の「恐怖心」から、編集部からの依頼に応えて、アイドル業界に以下のような提言をしてみたい。音楽評論家としてではなく、あくまでヲタとしての提言である。


1.半年ROMれ

 「半年ROMれ」という表現は、1990年代のインターネットのアンダーグラウンドな掲示板などで使われてきたフレーズだが、要は「発言などをする前に半年ぐらい観察しろ」という意味で、これは最近のアイドル運営にそのまま通用する話だ。

 2013年4月30日にC@n-dolsのリリースイベントに行ったのだが、そこで目にしたのは1000人キャパの川崎クラブチッタに客が約30人しかいないという壮絶な光景だった。とにかく空間が広い。広大すぎる。そこで投げられる紙テープ……。デビュー・シングル「年下の男の子」のオリコン推定累積売上枚数は283枚だった。

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※イメージ画像:「年下の男の子(Type-A)(DVD付)」C@n-dols/日本クラウン

 2013年4月4日にデビューしたC@n-dolsは、2013年12月12日に活動休止がアナウンスされたが、これはメンバーが悪いという以前にコンセプトが苦しかったように思われる。彼女たちに「平成のキャンディーズ」という看板は重かった。

 半年ROMれ。つまり今のアイドルシーンを半年ぐらいは見て、ターゲットとするファン層、コンセプト、音楽性を決めるべきなのだ。無茶にアイドルのマーケットに飛び込んできても火傷をするだけだろう。前述のような要素を踏まえて、セールスの見立てをしっかりと行うべきだ。

 C@n-dolsの活動休止は、メディアに面白おかしく書きたてられたが、その書き手の何人が実際にC@n-dolsを見ただろう。彼女たちを見た私としては、「若者の未来を預かる以上、しっかりと計画を立てろ」とアイドルをデビューさせようとする人たちに伝えたい。最近のアイドルブームを受けて、まるでベンチャー企業かスタートアップかというような勢いの運営も散見するが、研究に半年などまだまだ短いぐらいである。


2.多数のメディアフォーマットでリリースしろ

 ミュージックカード(http://musicard.jp/)という商品をご存じだろうか。これはアイドルの現場で販売されているカード形式のアイテムで、購入した後にパソコンで専用サイトにアクセスしたり、スマートフォンでアプリをダウンロードしたりして、カードに掲載されているコードを入力すると音楽を聴くことができるアイテムだ。

 複数枚買いが常識のアイヲタには、CDの置き場所が悩みの種だ。とにかくかさばる。多いのは、違うアイドルを推しているヲタに配るケースだが、煮詰まってくると会社に積んでフリー配布しているヲタもいる。

 ところがミュージックカードの画期的なところは、カードだけにかさばらない点だ。しかも、アイドルとチェキを撮影するために複数枚買いをする場合、CDよりもミュージックカードのほうが安いので、アイヲタにとっては福音と呼んでもいいアイテムである。

 ただ、オリコンの集計をめぐって音楽業界内でも議論の分かれる商品であるとも聞く。そもそも、実質的には配信なのでiTunes Storeと同じではないのか、という意見も出てくるだろう。

 わかった。皆さんのご意見はよくわかった。ただ……私たちヲタがチェキを撮るためには、この上なくありがたい。そこに尽きるアイテムである。だからこそ選択肢として残してほしい。

 無くなる、無くなると言われ続けて余裕で10年ぐらいは経っているCDだが、初回限定盤と通常盤があるのは当たり前。メンバーの数だけジャケット違いでCDをリリースすることもよくあることだ。さらに最近では、BELLRING少女ハートの「BedHead」が、CDに先行して高音質ファイルでOTOTOYから配信されたことも記憶に新しい。いわゆるCDなどのフィジカルリリースでは、Especiaがこれまでにカセットテープ、CD、アナログレコードをリリースしている。EspeciaはさらにiTunes Storeも配信でしっかり使っているのだ。これだけ多様性があると、それだけで興味を惹かれるというものだ。

 こうした選択肢の多さと遊び心は真似してほしい。まだMD、DAT、オープンリールという手も残されているのだから……などと書くと怒られそうだが。ただし、ヲタの金銭的な負担を充分に考慮してリリース間隔を決めることも重要だ。


『BiStory~アイドルを殺したのは誰?~』


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