「正反対に見えて、実は一緒かも」“絶対美少女”葵つかさと“2年ぶりの専属”仲丘たまき、AV女優対談!

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■あえて「AV女優です」って言うんです

──たまきちゃんはこれからデビューするわけだけど、つかさちゃんはデビューしてAV業界で生きていくうちに、考え方が変わったとかありますか?

葵:最近はもうざっくり考えようって思ってて、たとえばこの仕事をしてるから偏見があるとかっていうこともありますけど、気にしすぎるのもよくないなって思うようになりました。アリスた~ず☆も実は最初はその活動の意味合いが分からず、「やりたくないです」から始まって、自分にとってなんのためになるのか悶々と考えてたんですけど、そういうふうに何も考えないでワーッてやることも必要なのかなって。今までそればっかり考えて仕事してたところもありましたから。

──多少吹っ切って考えるようになったっていうことですね。AV女優としても、その他の活動にしても。あとは自分の納得の仕方ですね。

葵:美容室とかで「仕事なにしてるの? 芸能だったよね」って言われて「AVなんです」って言うと「あ、ごめんね」みたいな感じになるんですよ。で、私が「え、全然いいですよ」って言うんですけど。前はそれがめんどくさいから「ちょっとタレントやってます」とかごまかしてたんですけど、今はあえて言うようにしてるんです。

仲丘:でも、みんな同じような覚悟で入ってきてるのに、つかさちゃんみたいな位置に行ける人なんてそうそういないですよね。恵まれてるといえば恵まれてるし、同じ事をやるなら売れた方がいいですよ。

葵:その「AV女優です」って、聞いた人に教えたいっていうより、自分自身に言ってるんですよね。人前であっさり言えるようにするために、わざと。いろんな仕事をさせてもらうようになって、それこそいろんな芸能人の人たちに会うじゃないですか。そういう人と比べるのはおかしいけど、やっぱり「AVなんやな」って気にしちゃうことがあって。だから、AV女優の地位向上じゃないけど、自分の覚悟を決めるためにもわざと言ってるんです。でもそれって、実は自分がこの仕事に対して一番偏見を持ってるからかもしれないんですよ。実は、私がちょっとだけ考えてる「AV女優・葵つかさ」の終わり方っていうのがあって、絶対なさそうな「AV業界と一番遠い人と結婚」することが一つの到達点になるかもしれないなって思ってるんです。

──それは「AV女優」という仕事に対する偏見を打破するために、ってことなんですか? 

葵:あくまで感覚的なものなんですけど、「可能性がない」と思われているところに到達することで、自分の中の「AV女優である自分」「他人から見たAV女優としての自分」が認められるんじゃないかと考えていたりしますね。もちろん、だから今すぐ結婚ってわけではないんですが(笑)。

仲丘:私は結婚願望自体があんまりないですね。子供はほしいけど、べつに自分の生んだ子じゃなくてもいいです。

葵:えーっ、無理無理、そんなの(笑)。自分の子供ほしくないし。

仲:自分の分身を見てみたいとは思うんですよ。自分の遺伝子を客観視してみたいんです。

葵:どっちかっていったら、自分の生きた痕跡を残したくないかも。だから、自分がいつ死んでもいいように家のものってけっこう捨てるんですよ。「最初に発見するの、社長か」って考えて、社長が見て困らないものを出しておくとか(笑)。これどうしたらいいんだろうっていうものはすべて捨てますね。写真とか日記も、全部削除したいです。

仲丘:ものを残したくない派だ。私は、死んだ後に話題になる人になりたいですね。生きている間になったほうが実感できるんでいいんですけど(笑)。死んでも話の中に出てきたりして、みんなの中に生きてる人っているじゃないですか。

──たまきちゃんはけっこう男前な考え方ですね。

仲丘:女友達から「見て、これめっちゃかわいくない?」とか言われても「うーん……そうかぁ?」って言っちゃうんですよ、私。だから、最近は「あぁ、似合いそうやな!」とか言って逃げるんですけど(笑)。

──あぁ~同意を求めるのは女の子特有ですね。男同士だと否定から入るから、その反応って男っぽいんですよ、やっぱり。女の子は「ねーっ」って合わせますけどね。

葵:これ……何の話?(笑)なんか、幸せやわ。今泣きそうになりました(笑)。この空気、今全力で吸収してますから。

──よくわからない感動が生まれたところで、そろそろお時間です(笑)。お2人とも本当にありがとうございました!

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 対照的に見えて、実は表裏一体でつながっているのではないかと思わせる2人のコンビネーションはおそらくAV業界屈指! それにしても、彼女たちは本当にかわいく、なにより真面目。AVでのカラミはもちろん、それ以外にも歌ったり演じたり、セルフプロデュースを考えてみたり……。AV女優新時代の到来を感じさせるに十分な逸材だ。多才なうえに真面目でかわいいって最強ですよね、ホント。
(文=安達トオルノ介/写真=辰巳千恵)

■葵つかさオフィシャルブログ「まだまだAoiよねぇ 第2章」はこちら

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