「宣伝には非協力」スタンスを貫く沢尻 アノ俳優にフラれた傷心も影響?

helterskelter.jpg※イメージ画像:映画『ヘルタースケルター』公式HPより

 7月14日公開予定の映画『ヘルタースケルター』が、すでに様々な方面で話題だ。まず、主演があの沢尻エリカ(26)であるということ。そして沢尻がこれまでになく過激な濡れ場を演じていることが、ドスケベ男性たちの興味を引いているのである。肝心の映画の出来栄えよりも、制作記者会見での沢尻の強気な発言や、試写会を見た記者によって「ピンクの乳首がビンビン」「立ちバックでアンアン」といったセックス描写のきわどさがネタにされているのが実情だ。おまけに、公開を控えて、雑誌などの取材ラッシュであるはずの今、沢尻が体調不良で休養するという発表がされた。

 沢尻は「別に」発言で干されるきっかけとなった映画『クローズド・ノート』以来、実に5年ぶりの映画主演であり、以前から映像化を熱望していたという『ヘルタースケルター』に全身全霊で挑んだ。その様子は、主人公の整形トップモデル“りりこ”が乗り移ったかのようだったといい、監督の蜷川実花は「現場での彼女はりりこそのものでした。『りりこの役がなかなか抜けない』と言っていた彼女に静養が必要なのは、必然のような気がします」と、沢尻を労った。物語では、女王様だった“りりこ”が整形の後遺症に苦しみ、天然モノの若手美人モデルの台頭に悩み、周囲を巻き込みながら壊れていく。その様子を演じきったことで、沢尻本人も壊れてしまったとでもいうのだろうか。

 実際、彼女は過去にインタビューで、役に集中しすぎてしまうため、映画を撮影したあとは休暇を取り「役落し」をする、とも語っていた。今回は強烈な役柄もあって「役落とし」にも時間がかかっているのか?

「撮影は、今年1月16日にクランクインし、2月後半にはクランクアップ。で、今は5月中旬ですよ。撮影が終わって数カ月経過しているのに、役が抜けないという言い訳はないでしょう。所属するエイベックスは、撮影でのオールヌードやセックスシーンに挑戦したこともあり『精神的なものも含めて相当な疲労があったと聞いています』と説明したと言いますが、PR活動が一番忙しくなる時期に示し合わせたかのように休養というのは、いつもの『メンドクサイ病』ではないかと疑われても無理ありません。彼女は以前から、現場で全力を出してやりきったのだから、あとは関係ない、勝手にやって! というスタンスの女優でしたが、さすがに復帰作でこのありさまでは映画関係者も困惑しているでしょう」(エンタメ誌記者)

 今月8、9日は『ヘルタースケルター』関連の取材日として約10媒体の取材が予定されていたが、すべてキャンセルとなってしまった。ただ、これを逆手にとって「沢尻休養」と発表し、映画の話題性を高めたのは見事である。

 それでも、7月5日に予定されている同作のジャパンプレミア(完成披露無料試写会)には、なんとしても沢尻に参加してもらわなければならないだろう。全国公開直前のもっとも大事なPRで、多くのマスコミを招待している試写会だ。レッドカーペットを敷き、監督やほかの出演俳優がズラリと並ぶ中で、主演女優不在などありえない。しかし「そこにも出席しない可能性はあります」と、ある関係者は声を潜める。

「実は……沢尻さんは撮影現場で、共演者の大森南朋さんとイイ感じだったんです。今作では、窪塚洋介、綾野剛、哀川翔らとの本番セックス、それに寺島しのぶとのクンニやキスと濡れ場が盛りだくさんですが、大森は“りりこ”を追う刑事役で、彼とだけはラブシーンがないんです。もともと大森さんのファンだった彼女はそれが残念だったようで、プライベートで近づきたかったみたいなのですが……大森さん、3月に沢尻さんよりも若い新人女優と結婚しましたよね」

 別の芸能記者は、2月に行われた制作発表会見で沢尻がバレンタインデーにチョコレートをあげたい相手として大森を指名していたという。「『めっちゃ好きです! かかわるシーンがこの後あるのですが、すごく楽しみです』とハシャいでましたね」。

 大森の結婚にショックを受けて、機嫌を損ねているのでは……と、前出の関係者は推察している。とはいえ、沢尻自身、離婚騒動の渦中にある人妻なのだが……。ともあれ、沢尻のおかげで映画の話題がさらに高まったことだけは間違いない。

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