人肌のような感触が売りのバイブは、熟練された職人技術の結晶!!

MCMSDSC02737.jpg好きだからこそ見えるバイブの良さ悪さ。桃子さんの目指す理想のバイブとは?

 「バイブOL・桃子」と「大人気アダルトショップm’sの中田社長」がタッグを組んで最強のバイブレーターの商品開発に臨むこの連載。 はたして、どんな素晴らしいモノができるでしょうか。

第1回はこちらから。

<ターゲットはバイブ初心者? それとも、ヘビーユーザー?>

──今日は、最強のバイブ、商品化に向けて素材やカタチ、方向性などを明確にしていきましょう!!

社長:桃子さんの意見を具体的に聞かせてください。ここだけは譲れないというポイントなんかを是非! 本当にこの業界って女性が開発に関わっているところが少ないんですよね。

桃子:よろしくお願いします。でもどういう女性を対象にするんですか? わたしのようなヘビーユーザに向けたこだわりの一本を作るのか、初めて使う人に向けてなのかで、サイズやカタチも少し違っていくと思うんです。  そういえば、バイブって、初心者向けとか、上級者用とかをハッキリ謳ったものってないですよね。ネット通販でも大きさでサイズ分けがされているくらいで差が分かりにくい。

社長:僕はバイブを使ったことのない人に使って欲しいです。ユーザーが増えてバイブ市場全体が拡大して欲しいから、初心者向けのものを作りたい。例えば、丁寧な使い方の説明書がついているようなものを。バイブにコンドームが付いている意味を分からない男性が、自分につけちゃったりするから(笑)。

<最強のバイブのカタチ、素材、どうする?>

社長:まずはカタチからかな。うちの店舗ではフリッパー(ある一定部分より奥にはいかないようにストッパーの役目をする部分)がついているものよりも一本型が売れているんですが。

桃子:そうなんですか。女性はクリでイク人も多いから、フリッパーが付いている方がいいかな、と思っていました。

社長:フリッパーをストッパーとして使うこともできますもんね。

桃子:カップルで使う場合、一本型は男の人が張り切りすぎて、奥まで突っ込まれるのが怖かったりするんです。ここまでしか入らないっていうストッパーがついていると安心感がありますよね。

社長:男性は、なんでもパワーがあればいい、ハードな攻めがいいと思いがちですよね。

桃子:全然、そんなことないのにね(笑)。男性って、振動にも強めを望むけれども、それも違いますよね。7種類の(強弱のついた)振動パターンとか、本当にいらない(笑)。

社長:自転車の変速みたいな感じなんだろうね。男性はそういうガジェット感を求めるんですよ。僕、7段階バイブがいいっていう女性の意見、今まで一人も聞いたことがないんです。

桃子:男性もイクときは単純な動作のほうが集中できると思うんですけど、それと同じ。強弱はあった方がいいですけどね。片手で操作できるとうれしいし☆
 それに、女性の気持ちよさって前後運動なんですよね。腰を回す人がたまにいますけど、あれって膣とペニスが密着しているから実は意味がないんです、入口が多少刺激される程度で……。

社長:バイブのスイング機能も作り手のエゴってことですね(笑)。僕も挿れてみたことがあるけど、あれは入り口が動いてるだけなんですよね。

──動きに関しては基本的な機能があれば十分なんですね。ではサイズもやっぱり平均くらいの標準型サイズがいいんでしょうか? 日本人男性の標準は12.5~13センチだといいますが。

桃子:どうかな。実物と比べたことがないけれども……。「ラブネーゼ」というバイブが平均と謳っているんだけれど、最大直径が3.5センチで11センチと少し小さめ。お店ではそれがミドルサイズ扱い。初心者は実物の平均サイズより一回り小さい方が安心するのかもしれませんね♪

──ということは、初心者向けには、特別な機能のない、小さめサイズがいいっていうことですね。桃子さんならではのこだわりを是非入れたいんですが。

桃子:あっ、パールはゴツゴツして気持ちいいですよ。

社長:摩擦があるので少しあるといいかもしれませんね。

MCMSDSC02721.jpg色、カタチ、機能、それぞれのバイブに良さがあるが……

桃子:あのデコボコ感は、生身には絶対ない動きですからね。おもちゃでしか得られない快感、そういう面白みがあると素敵ですよね☆  でも、あんまり初心者向けだとおもって細やかで控えめにしすぎちゃうと、実用的じゃないんですよ。やっぱり気持ちいいことが大事!!  でも亀頭が大きいのは入れづらいから、そこは小さめでお願いします!!

<やっぱり安全な素材で安心してつかいたい>

MCMSDSC02727.jpg「シリコン樹脂」略してシリコン。手触りも良い

社長:素材が一番難しいんだよね。エロティックラバーズは、人肌みたいな感触が売りのゲルトーマっていう素材でこだわりをもって作っているんだけど、その工場、おじいさん3人でやっているの。1000本頼んでも100本にしてくれって言われたりして、なかなか大変なんですよ。職人技はね。

MCMSDSC02733.jpgこうやって実際に触り比べてみれば、その素材感の違いは一目瞭然なのだが……

桃子:わたし、初代のオルガスターを箱から出したとき。ヌルッとしていてイヤな匂いがして、このまま使っちゃダメなんじゃないかなって思ったんです。コンドームを被せるとカタチに意味がなくなるものもあるから。素材には絶対こだわりたいです。

社長:いままで、素材についての説明がなさすぎですよね。女性の中に挿れるものなのに。 たとえば、ゴムよりはシリコンの方が、医療用に使っていたりと安心感があるでしょ。ゲルトーマは良いけど少し高いんですよ。手に取りやすい価格設定も考えないとね。

桃子:でも高いものは、良いことも多い。やっぱり値段の差は感じます☆

社長:安かろう悪かろうは絶対ダメですよね。それに、値段が高いものも桃子さんがブログで説明してくれると、きちんと売れてくれるしね!

──なんだか少し、最強のバイブが見えて来たんじゃないでしょうか。

中田:うち何百本とバイブ売ってるけど、上位10位って決まっているんです。1位は本当に普通のやつなんですよ。

桃子:みんなが見たことのあるバイブだと買いやすいんですよね。見た目をけっこう重視してる。わたし、カラーはピンクとか白がかわいいと思います♪
(取材・文=森下みちよ)

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