「ブスこそモテる」の実態が判明!? ブスに学ぶ僕らが絶対モテる方法

 アメリカの大手出会い系サイトOkcupid(http://www.okcupid.com/)が、その膨大なデータを基に「どんなタイプの女性がモテるのか」を分析、発表した。それによれば、誰が見ても「かわいい」と言うような女性よりも、一部の異性からは「ブス」呼ばわりされてしまうような女性の方がモテるのだという。女性限定の分析結果ではあるが、その内容はそのまま男性にも当てはまる。

 すでに日本国内のサイトでも多数引用されているこの分析結果に、ネットユーザーは「意外だけど納得」「確かにそうかも……」との反応を見せている。気になる分析結果を抜粋してみると、主に次の3点が挙がった。

・女性のルックスについて、男性の意見が割れれば割れるほど、男性は結局その女性に好意を抱きやすくなる
・単にかわいいだけの女性は男性から素通りされやすい
・一部の男性からブスだと思われている方が、女性には実際有利に働く

 では一体、これはどのような分析によって導かれた答えなのか。同サイトでは小難しい方程式を利用して説明しているが、ここではもっとわかりやすくシンプルに解説を試みたい。

 分析は、同出会い系サイトに登録している女性たちの行動を基に行われている。彼女たちは自身のプロフィールのほかに自らの写った写真を提供しており、この写真について、同サイトは男性会員に5段階での評価を求めた。そしてその後の行動を調べ、結果としてどのようなタイプの女性がモテたのか調べたというわけだ。

 もちろん5段階評価の平均点が高い女性はモテる。だが、このサイトが注目したのは、平均点ではなくて、その評価の分布。

 たとえば男性3人による平均点が、AもBも3点だとする。だがその内訳を見ると、Aは5点2点2点でBは3人とも3点の場合、5点を付けた男性がいる以上Aの方が強いアプローチを受けることになり、結果としてモテるというわけだ。ここで同サイトが注目したのが、Aはそもそも2点の評価を受ける程度の、つまり「ブス」だということ。ビジュアル的に見れば、3人が3人とも3点と判断したBの方が美人のはずなのに、結果は必ずしも伴っていない。そこで、同サイトは「ブスの方がモテる」と結論付けるわけだが、この法則について恋愛心理学の専門家に聞いてみた。
 
「哲学でいうところの批判的合理主義ってやつですね。それは、誰もが納得する情報にはそもそも情報の価値がない、むしろ批判的な意見の多い情報の方が価値は高いっていう考え方なんですが、”ブスこそモテる”なんてまさに同じですね。この分析自体も批判的合理主義的にいえば、情報の価値は高そうですし、ブスだという欠点は批判される材料になるかわり、一部の異性には強い支持を受ける可能性があるのでしょう。それが結果としてモテるということに繋がるのかもしれません。確かに、平均的な人間より、良い面でも悪い面でもどこか突出していた人間の方が魅力的ということなのでしょう」(都内在住恋愛心理カウンセラー)

 同サイトの分析では、競争相手の存在についてなど、さらに深い考察がなされている。簡単にたとえるなら、デビューしたてでまだ誰も知らないアイドルは必死でおっかけていたにも関わらず、その子がメジャーで売れたとたんファンを辞めてしまうような心理が、恋愛における競争相手の不在と存在に似ている。つまり競争相手の増加は、恋愛感情を萎えさせてしまうというのだ。

 万人が美人だと思う相手を射止めるのは難しい。傷つくのが怖いから逃げてしまうのかもしれない。かといって、わざわざブスを好きになるっていうのもまた難しい。今回紹介したサイトでは、賛否の分かれるタトゥーやピアスで自分を演出してみることなどを勧めていたが、これには抵抗のある人も多いだろう。何より手っ取り早いのは、ブスをブスだと思わなくなることだ。ブスを心の底から美人だと思えれば、敵は少なく落とすのは簡単だろう。それにはまず美意識の改善が必要だ。モテる秘訣はそこにある。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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