「草食男子を提唱する女はブス」「ローラ不要」「益若つばさってなんなの?」伊集院光の毒舌が炸裂!!

bakapower2.jpg※イメージ画像:TBSラジオ「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」公式HPより

 27日夜放送された人気番組『ストライクTV』(テレビ朝日系)で、出演者の伊集院光が「草食系男子なんて言ってるのはブスだけ」と大胆な発言をして一部で話題となっている。この日は愛妻家芸人チームと独身男性芸人チームに分かれてクイズ対決。伊集院は愛妻家チームだ。中盤、「男性が許せない妻の行動ランキング」の2位を当てる問題で、答えは意外な内容だ、というヒントを受けて古坂大魔王が「(妻が夫に)好きって言ってくれない」と回答。この答えに司会の爆笑問題・太田光が「草食系男子みたいな?」と言い、古坂が「草食系男子ってなんなんすかね?」と投げかけたところに伊集院が飛び込んだ。

 彼いわく、「草食系男子なんて言ってる人は、ブスだって俺は決めてる」。さらに「男性はいつでもヤレるもんならヤリたいじゃない。で、そいつ(女性)が『(ヤリたいって)言わないよね~』って言ってるってことは、お前を食いたくないってだけ」「肉食いたいけど、お前は腐ってんだよ!」とヒートアップし、爆笑問題も共演者も「出た、悪伊集院!」と大喜びだった。結局、クイズの正解は「日常会話がない」ことで、ランキング調査対象となった妻帯者たちの「草食系」らしい側面が浮き彫りになってしまったが、伊集院の暴言に快哉を叫んだのは共演者だけではなかったようだ。ネット掲示板でも「正論」「よくぞ言ってくれた」と共感の声が相次いでいる。

 確かに、女性にしてみれば「私はいくつになっても“可愛い女子”目指して女磨きを頑張ってるのに、誘ってくれない男たちってなんなの? 草食ってんの?」と言いたくなる気持ちもわかるが、男性にだって当然好みのタイプというものがある。おまけに、誰彼かまわずヤリまくりたいヤリチンのことは「だめんず」と否定し、「草食化が進む現代日本男子より肉食的な韓流男子の方がイイ」というイメージも一部メディア上では流布されていた。女性側の魅力のなさを棚に上げて、男性側を一方的に「草食」と決めつけ非難されては、たまったものではない。

 ただ、伊集院はすでに自身のラジオ番組『JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で「草食系男子論」について同様の弁を述べている。昨年10月の放送で、「草食男子って、性欲が失せたり女性とヤリたいって思わない人が、ガンガン増えてるってことを指してるんでしょ? でも、俺たちからしてみたら、ヤリたいよね。めちゃくちゃヤリたいよね。いつでも見苦しいほどヤリたいよね」「なのに『草食系男子が増えてる』なんて言ってるやつがいる。ということは、そいつ、ブスだろ」「両方の整合性をとる理屈なんて、わかりやすいよね。『お前とはやりたくない』だよね。結論は」とテレビ以上に過激に持論を展開していたのである。だがこうした意見はテレビで発言すると視聴者や共演女性から一斉に反論を浴びかねないため、基本的にはテレビで言いたくなっても我慢しているのだという。『ストライクTV』ではそのタガがうっかり外れてしまったのだろうか。

 草食系男子についてだけでなく、伊集院はラジオではかなり過激だ。たとえば今、数多くの番組に引っ張りだこの女性タレント・ローラには「必要性がわからない」「ローラが出てるテレビを最後まで見てみ? なんの役にも立ってない」とバッサリ。数年前まで遡ると、浜崎あゆみのCMを引き合いに出し、「修正がすごすぎて、昔の東映の映画館の看板みたいになってる人もいる」と、広告などでの異常な画像修正に疑問を呈したり、小柄ながらギャルモデルとして人気を博してタレントに転身した益若つばさのことを「『実はもう結婚しているんです』とか、どうでもいいよ。『実は』も何も、お前のことなんか知らないよ」と一刀両断したことも。

 番組での共演機会もありそうな人気タレントに対しても臆さず、視聴者が疑問に感じているようなモヤモヤを言語化する「馬鹿力」はアッパレであり、それゆえ同ラジオには根強いファンが多い。同じくTBSラジオの『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』でも、おぎやはぎがAKB48総選挙について「キャバクラシステム」と批判、AKBメンバー個人にも「努力してるアピールされると、やらしい人間に見えてしょうがない」と容赦ない暴言を吐いて話題になった。しがらみを気にせず、好きなように喋り倒せる深夜ラジオは、視聴者のみならず芸人たちにとってもストレスのかからない癒しの場になっているのかもしれない。
(文=鬼流院生姜)

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