ベッドから降りた筆者は床に足をつけ、ユナちゃんに四つん這いになってこちらに尻を向ける指示する。
こちらは立ったまま、四つん這いになっている彼女のマンコに挿入する。
ヘコヘコヘコ…
彼女の顔を記憶から消し、懸命に腰を振る。しかし、どうにも気持ち良くない。締まりは決して悪くないものの、こちらの気持ちが盛り上がらないためだろう。
ここで作戦変更。一度チンポを引き抜き、ベッドの上で仰向けになる筆者。
「今度は騎乗位でユナちゃんが動いてくれる?」
こちらの意図を察し、素直に跨ろうとしてきた。
「あ! 違う。顔は向こうを向いて」
背面騎乗位に導くことに成功。今から思うと、「顔は向こうを向いて」とはずいぶん酷い言い方だ。
まるでブスはこっち見るなと言わんばかりではないか。
だが、この時はそんな事に気を回す余裕がなかったのだ。
無事にマンコでチンコを咥えると、ユナちゃんが腰を上下に動かしてきた。
「そう、そのまま腰を上下に動かしてみて」
「は、はい」
「うん、いいよ。そのまま少しずつ動きを早くしてみようか?」
「こ、こうですか?」
「そう、もっと、もっと早く動いて」
全身の力を抜きながら指示を出す。機械仕掛けのオナホールを味わっているような気分になる。
そして数分ほどで限界突破。「イクよ」と告げると同時に射精する。
ふぅ。
こちらが射精してもまだ動きを止めないユナちゃん。まだ彼女は達していなかったので、物足りなかったのだろう。
いつもなら、射精後も数分はチンコが固いままの筆者。
だが、この時は30秒もしないういちにチンコが萎み始めてきた。
ガシっ!
両手を伸ばして彼女の腰を抑えつけ、動きを強制的に止める。
「じゃ、シャワー浴びておいで」
チンコを引き抜くと同時にそう告げ、ベッドを下りる。
そのままほとんど会話しないまま帰り支度を行い、ホテルを出る。
「じゃあ、俺はこっちだから」
ユナちゃんに背を向け、新大久保方面に向かって歩き始める。そして若干の遠回りをして西武新宿駅の北口に到着。無事に電車に乗り、帰途に着いた。
二度とユナちゃんに会うことはないだろう。
マスク着用が当たり前になっている昨今。今後はこのような事故ケースが増えてしまいそうだ。
こうした不幸な目に合う男性を減らすためにも、待ち合わせ場所で一瞬だけマスクをズラして顔を全部見せてくれる女性が増えることを祈りたい。
もしくは、そこで顔を全部見せてくれない場合は、勇気をもって顔パスするのが正解なのかもしれない。
“新しい生活様式”とうまく折り合いをつけながら、これから先も出会える系サイト遊びを楽しんでいきたいものだ。
(文=所沢ショーイチ)