彼女がシャワーを浴びている間、テレビのスイッチを入れる。アダルトビデオでも見て気持ちを昂らせたかったのだ。
しかし、激安ラブホゆえアダルトチャンネルがない。すぐにテレビを消し、イメージトレーニングを始めることにした。
ジャバ・ザ・ハットにくりそつな肥満女性、ナオト・インティライミを女装させたような女性、お笑いコンビブラックマヨネーズの吉田敬みたいな顔面クレーターまみれの女性、前歯が5、6本抜けたままの女性、ゆりやんレトリィバァのような体型なのにAカップ未満のオッパイだった女性、ドラクエの敵モンスター・ボストロールを彷彿とさせる女性…。
過去に対峙した数々のモンスターを脳内スクリーンで再生する。本当は二度と思い出したくない連中だが、背に腹はかえられない。
精神を統一し、頭の中を不細工ちゃんやおデブちゃんの映像でいっぱいにする。
そこへ、ユナちゃんがシャワーを浴び終えて浴室から出てきた。
ぐ、ぐはッ!
鳩尾に正拳突きを喰らったような気分になる。
正面から彼女の顔を見てはいけないと思っていたのだが、怖いもの見たさで見てしまったからだ。
やはり強烈過ぎる。過去のボス級のモンスターと比べても遜色がなかった。
慌てて目を逸らし、浴室に駆け込む。
シャワーの水量を強めにして、顔面に浴びる。
や、ヤれんのか!? あの出瀬潔みたいな顔をしたユナちゃんとヤれんのか?
何度も自問自答を繰り返す。
“出瀬潔”を知らない読者がいたら、是非画像検索していただきたい。生理的に受け付けないというレベルを遥かに超え、DNAが全力で拒否していた筆者の気持ちを理解してもらえることだろう。
結局答えを出せないままシャワーを浴び終えた。
こうなったら底知れない己の精力の強さに賭けるしかない。幸いにも丸1日以上ヌいていなかったので、ザーメンタンクはほぼ満杯だ。
精神的高揚は望むべくもないが、物理的な刺激で無理やり排泄するしかないだろう。
シャワーを出た後に手洗いと歯磨きを終え、ベッドインする
「じゃ、まず俺のチンチンをシャブって」
壁に背をあずけ胡坐をかく。小さいままのチンコをシャブらせ、勃起するのを待つことにした。
不幸中の幸いか、ユナちゃんのフェラテクは人並み以上だった。それでもすぐには勃起しなかったが、徐々に固くなり始める。